babyco編集長。書籍編集者。
新潟の山奥で肉用牛を飼育しながら、野菜やくだものを育てる祖父母のお手伝いをきっかけに、丹精込めて作られた食材のおいしさ、食べることや命の大切さを学ぶ。特集記事、離乳食やママごはんなど幅広く担当。ママ・パパの気持ちに寄り添った記事の制作を心がけている。
スイカ、メロン、もも、キウイフルーツ、ブルーベリーなど、夏が旬のフルーツを使った親子で食べられるデザートを作ってみませんか♪ 季節の食材には、その季節を元気に乗り切るための栄養がたっぷり含まれていますから、ぜひ旬の時期に味わってみてください。思い立ったらパッと作れる、ママにうれしいお手軽レシピです。
管理栄養士。東京生まれ。明治大学第二文学部卒業。3人の子育てをしながら栄養学を学ぶ。矢島助産院で日々、妊婦さんや産後ママのための食事を担当する傍ら、企業や雑誌などで離乳食の監修やママのための食に関する講演・講習会などを各地で行う。著書に『妊娠・授乳中の気になる症状改善レシピ200』(日東書院)ほか
ビタミンたっぷりフルーツポンチ
材料と作り方(作りやすい量)
お好みのフルーツ(今回は缶詰のみかん7粒、キウイフルーツ1/2個、バナナ1/3本を使用)は大きさをそろえて切る。
器に入れて、お好みの炭酸飲料やジュースをたっぷりそそぐ。
初期:フルーツをすりつぶし、器に入れてりんごジュース大さじ2をそそぐ。
中期以降:フルーツを1cm角に切り、器に入れてりんごジュース大さじ2をそそぐ。
● point
ビタミンCが豊富なみかんとキウイフルーツをたっぷり入れて、強い抗酸化作用のあるフルーツポンチのできあがり! 栄養価の高いバナナも組み合わせて、エネルギー不足を補いましょう。ビタミンCはストレスによっても失われやすいと考えられているので、体や心の疲れを感じたときにもおすすめです。
ドライマンゴーヨーグルト
材料と作り方(作りやすい量)
ドライマンゴー2切れは小さく刻む。
保存容器にヨーグルト(無糖)200gを入れて、小さく刻んだドライマンゴーを加えて一晩漬ける。
器によそう。
※ドライマンゴーは、酸化防止剤や漂白剤などの添加物を使っていない、赤ちゃんにも安心して食べさせてあげられるシンプルなものを選びましょう
初期:マンゴー風味のヨーグルトだけをあげる。
中期以降:赤ちゃんにも同様にあげる。
● point
ドライマンゴーをヨーグルトに一晩漬けることで、果肉がやわらかく戻ってジューシーな仕上がりに。簡単に作れる上に、マンゴーは葉酸を含むので産前・産後問わずママのおやつにちょうどいいレシピです。ヨーグルトのカルシウムも摂って、ママも赤ちゃんも骨や歯を丈夫に!
すっきり爽快!ブルーベリーソーダ
材料と作り方(作りやすい量)
耐熱容器にブルーベリー大さじ2、砂糖小さじ2を入れてからませる。
600Wの電子レンジで40秒加熱し、取り出して混ぜる。さらに20秒加熱し、粗熱をとる。
グラスにブルーベリーソース大さじ1を入れて、炭酸水(無糖)をたっぷりそそぎ入れて混ぜる。
初期:ブルーベリーソースの果肉をうらごしし、コップに入れる。ソース(汁のみ)小さじ1を入れて、りんごジュース大さじ2〜4をそそぎ入れて混ぜる。
中期以降:コップにブルーベリーソースを小さじ1入れて、りんごジュース大さじ2〜4をそそぎ入れて混ぜる。
※湯冷ましや水(軟水)に代えてもおいしく作れます。後期以降は、少し炭酸水(無糖)を入れてもいいでしょう
● point
目の疲れをやわらげることで知られているブルーベリー。加熱することで甘酸っぱい香りが広がり、よりおいしくいただけます。
小さめの角切りにしたいちご、ラズベリーなどを組み合わせてもいいですね。ママの体の火照りが気になるときは、氷を2〜3個入れて冷たくして飲んでもおいしいですよ(体が冷えないように、氷の入れすぎに注意しましょう)。
フルーツプリン
材料と作り方(作りやすい量)
お好みのフルーツ(今回はバナナ1/4本、缶詰のもも2切れを使用)は大きさをそろえて切る。
耐熱容器に卵1個、牛乳100mlを入れて混ぜ、フルーツを入れる。
ふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで1分半加熱する。取り出して全体を混ぜ、さらに30秒加熱する。
粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。ブルーベリーソースをかける。
※ブルーベリーソースは「ブルーベリーソーダ」と同じ作り方です
中期以降:赤ちゃんにも同様にあげる。
● point
電子レンジで簡単に作れるお手軽プリン。バナナやももといったカリウムを多く含むフルーツは、摂りすぎた塩分を排泄してくれる役割があるので、塩分との上手なつきあいが大事な夏場においてとても重宝します。いろんな栄養をバランスよく含んだ卵、牛乳も使っている栄養満点おやつです。
ピーチピュレとりんごジュースの葛ゼリー
材料と作り方(作りやすい量)
もも(缶詰)1/2個は1cm角に切る。
耐熱容器にりんごジュース100mlをそそいで片栗粉大さじ1を溶かし、角切りにしたももを入れる。
フタをして600Wの電子レンジで1分加熱する。
取り出して混ぜ、とろみがついたら器によそう。
初期以降:赤ちゃんにも同様にあげる。
● point
とろっと口当たりのいい、夏にぴったりの葛ゼリー。缶詰のももなら皮をむく手間がないので、すぐに調理できるのがうれしいポイント。ゼラチンではなく片栗粉を使っているため、つるんとした食感というよりはとろみがついているので、赤ちゃんもごっくんしやすいです。
ココナッツスイカ
材料と作り方(作りやすい量)
スイカ130gは一口大に切る。器に入れて、よく混ぜたココナッツミルク50mlをそそぐ。
初期:スイカをすりつぶし、果汁をあげる。
中期以降:スイカを1cm角に切り、ココナッツミルクをそそがずにあげる。
● point
さっぱりとした甘さのスイカにココナッツミルクを少量かけて、エスニック気分を満喫しましょう。果汁たっぷりのみずみずしいスイカは夏の水分補給にぴったりなので、熱中症や夏バテを防ぐために、ママにも赤ちゃんにもぜひ召し上がってほしいです。
メロンシャーベット
材料と作り方(作りやすい量)
メロン130g(1/8個)は小さめの角切りにし、チャックつき保存袋に入れて手でよくつぶす。平らに広げて冷凍庫で1時間ほど冷やす(30分ごとに2〜3回もみほぐす)。器によそう。
中期以降:赤ちゃんにも同様にあげる。
● point
メロンはフルーツのなかでもカリウムの含有量が多く、筋肉の正常な収縮や血圧の安定を助けてくれます。メロンの果肉がかための場合は、小さめの角切りにしたあと、マッシャーなどでかるくつぶしてから袋に入れて、さらにつぶすとよいでしょう。
秋をさきどり♪焼きりんご
材料と作り方(作りやすい量)
りんご1/2個は皮をよく洗い、うすいくし切りにする。
フライパンにりんごを重ならないように並べて中火にかけ、フタをして3分蒸し焼きにする。
3分経ったらうら返して砂糖小さじ2を全体にかけ、フタをして弱火でさらに2分焼く。2分経ったらりんごと溶けた砂糖をからませる。器によそい、お好みでシナモンパウダーをふりかける。
中期以降:りんごの皮を取り、小さく切ってあげる。
● point
夏のフルーツと同じ時期に店頭に並び始めるりんごも、ママと赤ちゃんにうれしいフルーツです。りんごに含まれるペクチンは腸内をきれいにしてくれる効果があり、おなかを下したときや便秘ぎみのときにもおすすめ。蒸し煮することで、果肉も皮もくったりとやわらかくなり、食べやすくなります。