“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
幼稚園のお弁当箱の選び方は悩みますよね。
どのくらいのサイズがいいのか、何をどれくらいの量入れればいいのか。
幼稚園のお弁当への悩みは尽きません。
この記事では幼稚園のお弁当箱の選び方や中身を選ぶコツなどを紹介します!
年齢によっておすすめのお弁当のサイズは異なります。
●年少 約270ml~280ml
●年中 約360ml
●年長 約450ml
小食な子やたくさん食べる子によってお弁当のサイズは変わってきますが、平均的にはこのサイズがおすすめです♪
理由は子どもの一食に必要なエネルギー量から考えたお弁当箱のサイズだからです。
子どもの1日に必要なエネルギー量は厚生労働省から発表されています。
● 1~2歳 900~950kcal
●3~5歳 1250~1300kcal
●6~7歳 1450~1550kcal
参照:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』
このエネルギー量を3食に割ると、子どもの一食に必要なエネルギー量は
3歳は300~350kcal
4~6歳は400~450kcalとなります。
そしてお弁当のエネルギー量は、お弁当箱のサイズと同じだと言われています。
ここで改めて、おすすめのお弁当箱のサイズを見てみましょう!
学年 | おすすめのお弁当箱のサイズ | 一食に必要な エネルギー量 |
年少 | 約270~280ml | 300~350kcal |
年中 | 約360ml | 400~450kcal |
年長 | 約450ml |
400~450kcal |
一食に必要なエネルギー量よりやや少なめではありますが、幼稚園に持っていくお弁当箱は子どもが全部食べられるように少し小さめの方がいいので、上記のお弁当箱のサイズをおすすめします♪
「お弁当箱のサイズのおすすめはわかったけど、種類がたくさんあって選べない!」というパパママのために、元保育士である筆者の視点からお弁当箱の選び方のポイントを4つ紹介していきます♪
お弁当箱にはさまざまなタイプがありますが、結論から言うとパッキン式のお弁当箱がおすすめです。
幼稚園では子どもが自分でお弁当箱を開けて、食べ終わったら閉めなければいけません。
なので子どもが扱いやすいものであることを第一に考えてお弁当箱を選ぶ必要があります。
タッパー式は下の箱部分をしっかり押さえておかなければ、ひっくり返してしまう可能性があるのでおすすめできません。
フタを被せるタイプのものは簡単ですが、幼稚園に到着する前に子どもが飛んだり跳ねたりした結果汁漏れしてしまう心配があります。
さらにフタを被せるタイプのお弁当箱はベルトでとめるものが多いですよね。
このベルトをはずすことはできるけど、つけることができないという子どもが意外に多いのです。
おすすめのパッキン式のお弁当箱は汁漏れの心配も少なく、子どもが開けやすく閉めやすいタイプです。
簡単に開け閉めできるので、子どもに教えてあげればすぐにできるようになりますよ♪
幼稚園に持っていく前に、まずは家で食べる食事をお弁当箱に入れて、実際に子どもがひとりで開けて食べて閉めるところまで練習しておくと安心です。
お弁当箱は浅めのものを選びましょう!
子どもはお弁当箱が入っているカバンを背負っていても、ジャンプしたり走ったりするものです。
深めのお弁当箱を選んでしまうと中身の上に空間ができてしまうので、お弁当箱を開けたときには中身がグチャグチャ……という悲しいことになりかねません。
浅めのものを選ぶとお弁当箱の中身が動く可能性が少なくなるので、お弁当箱の中身を守ることができますよ。
お弁当箱は子どもが好きなキャラクターのものを選ぶことがおすすめです♪
好きなキャラクターが描かれているお弁当箱を見ると、子どももテンションUP!
お弁当タイムが楽しい時間になり、たくさん食べてくれるようになります。
子どもにお弁当箱を選んでもらうのもおすすめですよ。
「自分で選んだお弁当箱だ」と思うと、子どもも食が進みます。
お弁当箱は中身が詰めやすい楕円形のものがおすすめです。
変わった形をしているお弁当箱はかわいいですが、詰めるのに苦労するパターンが多いです。
朝はパパママにとっては忙しい時間ですよね。
お弁当作りを少しでもラクにするために、お弁当箱は楕円形の中身が詰めやすいものをおすすめします。
「お弁当箱は決まったけど、お弁当の中身ってなにを入れればいいの?」と困るパパママはいますよね。
そんなパパママに向けて、お弁当の中身を選ぶときの3つのポイントをご紹介します!
ごはんは固めすぎず、ふんわりと入れましょう♪
たくさん食べてほしいという思いでギュッギュと詰め込むパパママもいるのですが、冷えたごはんは固くなります。
子どもにとっては固くてスプーンやお箸で食べにくいごはんになってしまうので、ごはんはふんわりと入れることがおすすめです。
ちなみに年少さんや小食の子のごはんの量は約70g、年中さんや年長さん、たくさん食べる子のごはんの量は約100gほど入れましょう。
この記事でおすすめしていたお弁当のサイズに入れると、このごはんの量はお弁当箱の半分ほどの量になるはずです。
年少さんのお弁当のごはんはおにぎりにすると安心です。
ごはんをふんわり入れていても、まだ力の弱い年少さんには食べにくい可能性があるからです。
小さめのおにぎりにしてお弁当箱にいれることで食べやすくなりますよ♪
ただあまり小さめにしてしまうと、ころんと口の中に入って喉に詰まってしまう可能性もあるので大きさには注意してくださいね。
幼稚園に持っていくお弁当の中身はいつもより少なめに入れることをおすすめします。
理由は子どもに「全部食べられた!」という達成感を持ってもらうためです。
幼稚園の食事時間は決まっているので、お弁当の量が多いと食べきれないまま食事時間が終わってしまうこともあります。
また周囲の子どもたちは食べきれているのに「自分だけ食べきれなかった」という思いをするのは、子どもにとって悲しいことです。
なので幼稚園に持っていくお弁当の中身は、全部食べきれるように少なめに入れることがおすすめです。
お弁当には子どもが好きな食べ物だけを入れてあげてください♪
栄養を考えると「野菜を食べてほしい」「幼稚園で苦手な食べ物を克服してほしい」と思う気持ちはとてもよくわかるのですが、幼稚園では子どもに「全部食べられた!」「ごはんの時間も楽しい!」と感じてもらうことの方が重要です。
食事の時間が苦痛になると、子どもが幼稚園に行くこと自体を拒絶するようになってしまう可能性もあります。
色合いなどは気にしなくて大丈夫なので、ぜひ子どもが好きな食べ物を入れてあげてください。
空っぽのお弁当箱をパパやママに見せて「全部食べられたよ!」と言うことが子どもにとっての楽しみにもなります。
お弁当箱のサイズと選び方のポイント、おすすめの中身をご紹介してきました。
食事は健康の基本なので、子どものことを思って悩むパパママは多いですよね。
幼稚園では「ごはんを食べるって楽しいね」ということを食育として伝えています。
お弁当について何か悩んだときは「子どもが楽しめるかどうか」をまず考えてみると、いい答えが見つかるかもしれませんよ。
お弁当箱の選び方や中身に悩んだときには、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね♪
ミニチュア写真/ちえはな