骨盤のゆがみ予防

骨盤 ゆがみ 予防
2019/08/01 2023/07/27 babyco編集部 babyco編集部

監修
坂田 清美先生
坂田 清美

帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、 助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。

骨盤の歪みは体に大きく影響します。

骨盤は、寛骨・仙骨・尾骨の3つの骨から形作られています。
 
妊娠により子宮が大きくなるのに伴い、それらの骨と骨の結合部分がゆるみ、出産で一気に広がるため、産後はゆるんでグラグラの状態になります。 
 
通常は3~4ヵ月で妊娠前の状態に戻りますが、骨盤に負荷のかかることをすると左右均等に整わず、歪んでしまいます。
 
歪みは腰、恥骨、股関節の痛みや、尿漏れ、肩こり、脚の歪み(o脚・X脚)など、さまざまなトラブルのもとに。
 
産後は、左右非対称の姿勢や、片側にのみ負担がかかる動作を避け、「骨盤が正しい位置に戻るのを邪魔しない」ように心がけましょう。 
 

産後1ヵ月は安静に!

・あぐらなどの姿勢を長時間とる
 
・立ちっぱなし
 
・赤ちゃんより重たいものを持つなどは避けましょう。

左右対称&まっすぐな姿勢で歪みを予防しましょう。

授乳姿勢は前かがみにならないように

おっぱいを赤ちゃんの顔に近づけようとすると前かがみの姿勢に。
 
授乳クッションで高さを調節すると◎。  

腰掛ける時は脚を組まない

椅子に腰掛けるときに、脚を組むのを避けるだけで歪みの防止に。

抱っこひもを使って肩や腰の負担を軽減

抱っこひもなどを使って前抱きやおんぶをすれば、赤ちゃんの体重が体の左右均等にかかり、負担を減らせます。 

バッグは左右持ちかえる習慣を

いつも同じ側の手や肩でバッグを持つと、左右の肩の位置がズレて歪んでしまいます。

歩きやすいフラットシューズ

安定性のないヒールや歩きにくい靴は、歩くときによけいな力が入ってしまうので歪みの原因に。   

 

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