“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
babycoをご覧になっているみなさん、こんにちは! 小林よしひさです。
ぼくも1歳になったばかりの娘のお父さん。
わが家もはじめての子育てでいろいろありますが、そんな経験から、みなさんの子育てに少しでもプラスになったらいいなと思って、子育てについてのお話をさせていただきます。
ママはもちろん、パパにも読んでいただけたらうれしいです!
娘は、いま1歳になりました。まだまだ子育ては大変ですが、お父さん2年生として、夫として、家族として〝できることはすべてやる″ 気持ちでがんばっています!
おむつを替えたり、お風呂にいれるのはもちろん、妻が買いものにいくときにめんどうを見ていたり、泣いたらあやしたり、真夜中のミルク(授乳)もやりました。それこそ、母乳以外の家事全般をやっていますよ。
なかでも離乳食は、いちばん最初から「ぼくにやらせてください!」と立候補したくらい力を入れています(ガッツポーズ!)。
ぼく自身、料理は食べるのも作るのも大好きなんです。だから、妊娠がわかったときに、娘のために何かしたくて思いついたのが「食育」でした。
とはいうものの、離乳食の知識もほとんどなかったので、まずは勉強し、おまけに食育と幼児食の資格も取っちゃいました(笑)。
いまも日々、離乳食メニューを考えています。
離乳食だけでなく、大人のご飯も作っていますよ。
※ぼくのブログを見ていただけると離乳食日記がわかります。
ぼくが料理をするのは、料理が得意だった母親の影響ですね。
母は仕事をしていたので、小学校のころから姉と一緒にキッチンに立って夕飯の支度を手伝っていました。食は健康と仲良しで元気のみなもと!
だからこそ、娘が生まれたら料理を作りたいと思ったんです。
離乳食作りって楽しいですよね〜。10倍がゆ、7倍がゆ、軟飯など、ステップアップする理由がわかれば、それに合わせて工夫できるのでとても楽しい経験をさせてもらっています。
娘がいま、野菜好きになってくれているのがうれしいです。作るだけじゃなくて食べさせるときに声かけもしています。
「このにんじん、甘くておいしいんだよ〜。たくさん食べてね」なんて言ったりして(笑)。すると娘もおいしそうに食べてくれて、本当にしあわせな気分です。この間なんて、苦いはずの春菊をパクッ!「おっ!すごい」とびっくりしましたが、親としてはニンマリ(笑)。
子育てはなんでもやる派のぼくですが、1年目は本当にたいへんでした。
うたや遊びは得意で、離乳食づくりもまあできているほうだと思うのですが、泣いている娘をあやすのは、なかなか上手くいきません。
最初は寝入りがよかったのですが、途中からぜんぜん寝ない時期もありました。寝てもすぐに起きてしまうので、搾乳してもらったミルクを飲ませたり。それでも途中で起きてしまうときは、ぼくがだっこしてがんばる! ということもたくさんありましたね。縦にゆれたり横にゆれたり、屈伸しながらだっこしたりと、いろいろなポーズを試してみました(笑)。
そして「やっと泣き止んだ〜」と、寝かせようとするのがこれまたひと苦労。だっこ体制からそのままの状態で布団の上に置こうとすると、目がぱっちりと開いて「わ〜〜ん(泣)」(苦笑)。
これ、先輩のみなさんがよく言っていた「背中スイッチ」ですよね。困ったことに、ちゃんとうちの娘にもありました(笑)。
それにしても、赤ちゃんって本当にフシギです。「寝てもいいよ」って言っているのに大泣きするんですから。「もういいんだよ、寝ようね」って言ってるのに泣き止まないんです。早く寝ればいいのに、フシギだな〜。
背中スイッチが押されないように、こっちはだっこの手を離さずそのまま布団に横になって……寝落ち(笑)。あやし方は、やっぱりお母さんに勝てないな〜と、心から思いましたね。妻にリスペクトです!
こんな感じで日々、子育てをしていますが、
うちでは子育てや家事の役割分担というものはありません。気がついたほうがやる、時間があいているほうがやる、できるほうがやる子育てスタイルです。
たとえば、家に帰ってきて、洗濯がまだできていなかったらぼくは何も言わずに洗濯をします。すると、その間に妻がごはんを作ってくれます。また、妻が娘と遊んでいるときは、ぼくが部屋を片付けて掃除を済ましてしまいます。妻がおっぱいをあげたりあやしてくれたりするので、掃除に集中できてすぐにきれいに片づけることができます。
こんなふうに、お互いにいま何をやるべきなのかを見て行動すれば、妻にもぼくにも余裕ができて、ふたりで話す時間も持てるようになります。
でも、子育てや家事がどちらかに偏ってしまうと……お母さんがゆっくりお風呂に入って疲れを癒したり、ソファーに座ってコーヒーやお茶を飲む時間すらありません。まして、夫婦の時間なんてもっとないでしょう。
自分が実際に子育てをしてみてわかったことですが……
寝かせるときも、お風呂に入れるときも、離乳食を食べさせるときも、泣いてあやすときも、これをお母さんひとりだけでは絶対にできないと思います。
お母さんが赤ちゃんと一対一で向き合っていると、家のなかの仕事が滞ってしまうのは当然です。
そこに、お父さんから
「こちらは働いて帰ってきたのに、家のことを何もやっていない!」なんてセリフが飛び出たら、お母さんは深く傷ついてしまいます。それがストレスになって溜まっていくと、家族の太陽であるお母さんは輝けなくなってしまいます。
ひと昔前までは、女性は育児をして当たり前で、男性は育児をするとえらい! なんて言われていた時代でもあったようですが、ぼくはそれは違うと思うんです。女性も男性も、家にいるときは同等です!
ぼくを含め、お父さんには、お母さんの大変さをリアルに知ってほしいです。部屋が片づいていないのはなぜかをちゃんと理解できていれば、お母さんのココロに寄り添えます。
プロフィール:小林よしひささん
NHK『おかあさんといっしょ』11代目体操のお兄さんを2005~2019年春まで歴代最長14年間勤める。日本体育大学体育学部社会体育学科卒業。幼児食インストラクター、食育アドバイザーとしても活躍中! 一児のパパ。