babyco編集長。書籍編集者。
新潟の山奥で肉用牛を飼育しながら、野菜やくだものを育てる祖父母のお手伝いをきっかけに、丹精込めて作られた食材のおいしさ、食べることや命の大切さを学ぶ。特集記事、離乳食やママごはんなど幅広く担当。ママ・パパの気持ちに寄り添った記事の制作を心がけている。
SNSでも話題になったbabycoママの人気コンテンツ「ママと赤ちゃんの食事&栄養」。
お料理レシピのその前に、栄養バランスについて学んでいきましょう。
監修は、20年以上助産院でママと赤ちゃんのための献立をつくっている、管理栄養士の岡本正子先生です。
管理栄養士。東京生まれ。明治大学第二文学部卒業。3人の子育てをしながら栄養学を学ぶ。矢島助産院で日々、妊婦さんや産後ママのための食事を担当する傍ら、企業や雑誌などで離乳食の監修やママのための食に関する講演・講習会などを各地で行う。著書に『妊娠・授乳中の気になる症状改善レシピ200』(日東書院)ほか
いま、20〜30代のママのエネルギー不足が問題になっているといいます。
エネルギーを十分にとれていないママの食事をチェックすると、糖質制限をしているようにも見られるのですが……みなさんのなかに「低糖質」を意識しながら食事をされている方もいらっしゃるのでは? その方法まちがっていませんか?
ごはんやさつまいも、フルーツにも甘みはありますよね。でもごはん類の糖質は、ゆっくり消化されるので腹持ちもよく、血糖値がゆるやかに上昇します。
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CLICK▶ママと赤ちゃんの食事と栄養①妊娠中のママに多い「エネルギー不足」問題って?
1日のエネルギー量が足りていないママは、1日2回の食事で済ませていることが多いそうです。では、1日3食のうち、どのタイミングを抜いているかというと「朝ごはん」。朝は胃腸の動きがにぶく、食欲がわきにくい方も多いのではないでしょうか。
ママたちの実際のごはんをのぞいてみると、単品メニューで済ます方が多いそうです。ママたちの普段の食事例をもとに、岡本先生にアドバイスをいただきました。
献立の○と×がわかる記事はこちら
CLICK▶ママと赤ちゃんの食事と栄養②「朝ごはん」こそ、エネルギー不足改善の決め手!
市販のフリーズドライの汁もの、カップスープでもOK
妊娠中や授乳中のママの理想的な献立は「一汁三菜」が一番です。でも、おかずをたくさん作るのって大変ですし、毎日続けるのはむずかしいですよね。そこでおすすめなのが「一主食・一汁もの」スタイル。時間に余裕がないときは、市販の汁ものでもいいんです。
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CLICK▶ママと赤ちゃんの食事と栄養③毎日続けられて栄養が充実する「一主食・一汁もの」スタイル
ママに必要な「葉酸」「鉄分」「カルシウム」「ビタミンA」の4つの栄養素を効率よくとれる、かしこい食材の選び方と調理のコツをお教えします。
この栄養素は、妊娠中や産後ママだけでなくパパにも子どもにも大切なもの。家族ごはんにも取り入れて、みんなの健康を守りましょう。
お魚を調理するときは、お魚のカルシウムも余すことなくとるには、やわらかくて噛み砕ける骨も一緒に食べましょう。とはいうものの、調理や後お片づけはちょっと手間がかかる、というママのには缶詰がおすすめ!
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CLICK▶ママと赤ちゃんの食事と栄養④妊娠中に必要な栄養がとれる、かしこい食材の選び方と調理のコツを覚えよう!
よく聞く“バランスのいい食事”ってどんなものだと思いますか?
いろんな食材をふんだんに使った献立? 栄養に関する知識をもつ専門家が考えた献立? いろいろんな考え方があります。
肉や魚、くだものなど、あらゆる食材にはいろんな栄養がちょっとずつ含まれています。なので、それらをまんべんなく食べることで、栄養バランスもバッチりです!
朝、昼、夜とママが毎日規則正しい時間にごはんを食べていると、赤ちゃんにも毎日同じリズムで栄養が届くので、おなかのなかの赤ちゃんも、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんも、食生活が規則正しくなります。
子育てをするには、きちんと食べて「体力」をつけるのが一番です。栄養バランスのいい献立をとる秘訣は、なんでもまんべんなく、おいしく楽しく食べること。
もしも食欲がなかったら、菓子パンだってエネルギー補給にはなります。あとは、栄養をプラスすれば、いまはそれでもいい! その食べようとする気持ちを大切にしましょう。
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●からだをあたため体力を保つ食事