“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
サニーガーデンクリニック
今年2019年のインフルエンザ患者数はなんと、例年の6倍もあるってご存知でしたか?(厚生労働省の報告による)
今回サニーガーデンクリニックの首里先生に取材し、「インフルエンザの予防接種を受けている患者さんは、症状が軽い傾向にある。」ということがわかりました。
12月に流行りはじめたインフルエンザは、2月にピークを迎えます。
かかってしまい症状が悪化してしまう前に、まずは予防接種を受けに速やかに病院へ行きましょう!
「インフルエンザはママでもかかるものだから、仮に赤ちゃんがママの免疫をもっていたとしても感染してしまう可能性は十分にあるんです。」
未熟な0〜3歳前後の赤ちゃんは特に抵抗力が低く免疫も未発達なため、症状が悪化しやすく長引きやすい傾向にあります。
急に高熱が出た場合にはすぐに受診し医師に相談するようにしましょう。
今年2019年に話題になった新型インフルエンザウィルスは、嘔吐・下痢をともなう症状をうったえる方がおおいのです。
「インフルエンザウィルスにはA型・B型があり、消化器系の不調をおこしやすいB型が形を変え、新型インフルエンザとして流行している。」とのこと。
子どもも大人も感染したときの症状はおなじです。それぞれの特徴をみてみましょう!
●インフルエンザA型の特徴
流行時期: 12月〜1月頃
潜伏期間: 3日前後
症状: 38℃以上の高熱、激しいのどの痛み、頭痛、関節痛
●インフルエンザB型の特徴
流行時期: 2月〜3・4月
潜伏期間: 3日前後
症状: 38℃前後の熱、頭痛、咳、鼻水、嘔吐・下痢などの消化器系の症状
ここ最近では、季節関係なくインフルエンザが流行する傾向にあります。
普段から手洗い・うがいを心がけ、人混みではマスクをするなど、積極的に感染予防するようにしましょう!
「熱せん妄」とは脳が高熱によりエラーを起こすことをいいます。
パニック状態におちいり、幻聴・幻覚で「虫が見えるからママ助けて!」など大騒ぎしたり、急に外に飛び出して事故にあってしまったり、わけも分からず大声で叫びまわったりするのです。
最悪の場合は「脳炎」へと発展し、命の危険にさらされる可能性も。
お子さんがインフルエンザで高熱を出したときには以下のことを注意しておいてあげましょう。
●しっかりと薬を飲ませ、心身ともに安静にしリラックスさせましょう
●脇や首、頭などに氷をくるんだタオルをあててとにかく身体を冷やし、38.5℃以上の熱があるときには解熱剤をつかうことを検討しましょう。
●窓やドアの鍵はきっちり閉め、パニックを起こしても事故にあわないよう、そばで様子をみてあげよう
予防接種は、インフルエンザの感染をふせいでくれるわけではありません。
ただし、予防接種をしているとかるい症状でおさまることが多く、
「個人差はあるけれど、高熱がでていてもぐったりせず、通常3日程かかるところ1〜2日で熱がさがり比較的げんきそうにしている患者さんが多い」と言います。
※予防接種の効果は接種後4週間後からです!早めに受けましょう。
抗インフルエンザ薬は体内のウィルス増殖を止めてくれるもの。72時間以内に内服すると、ウィルスの増殖がおさえられて、熱の出る期間がみじかくなります。
熱が急に上がった場合は速やかに病院へ行き、できるだけ早いうちに抗インフルエンザ薬を飲むことが重要。
急な高熱はインフルエンザの可能性が高いので、まずは受診。
ただしインフルエンザに感染していても検査薬の判定率は96%。陽性反応がでず、抗インフルエンザ薬を処方してもらえないこともあります。
ママから見て明らかにインフルエンザの症状がでている場合には、きちんと医師に症状を伝え相談してみてください。
「明らかな症状がでている場合は陽性反応がでていなくても抗インフルエンザ薬が処方されることもある。」とのこと。
インフルエンザウィルスには特効薬がないため、抗インフルエンザ薬を飲ませてもすぐに治るわけではありません。
ママは一日も早く回復するよう寄り添って看病してあげましょう。
●水分補給を小まめにして脱水症状をふせぎましょう
●食欲がなくても食べられるものを少量ずつ食べさせてあげましょう
※舌でつぶせるほど柔らかくしたおかゆやおうどんなど消化にいいものがおすすめ
●熱を適宜測って症状が4日経っても治らなければ再度受診してみましょう