仕事をしながら2歳と7歳の男の子を育てる、ワンオペ育児真っ最中の現役ママ。1人目出産後に仕事復帰するも、ママの”働きづらさ”を実感。2人目の妊娠をきっかけに「ママ」を活かせる仕事を探す中、babycoに出会う。企画、取材、広告営業、イベント運営を担当。
今回のべビママ調査隊は、パパになる全社員が育休を1ヶ月以上も取得しているという積水ハウスが主催した「イクメンフォーラム2019」に潜入!
都内のホテル会場には、積水ハウスの代表取締役の方や厚生労働省の方がいて、とっても厳格な雰囲気!ですが参加席をチラッとみると、実際に育休を取得したパパと赤ちゃんの姿もありました。フォーラム自体は決してお堅い雰囲気ではなく、等身大のパパ・ママの目線が感じられましたよ。
そんなイクメンフォーラムは、”育休0日・家事も育児も嫁まかせ”の旦那がいる私にとっては、とても魅力的な企画だったので「これを機に旦那にたっぷり反省してもらおう!」と張り切って行ってきました。
しかし実際に話を聞いてみると、旦那を反省させるどころか、「私にも原因があったのかなぁ」なんて反省することもたくさんあったんです。
積水ハウスは、全国の小学生以下の子どもを持つ男女9400人を対象に、「自分の夫はイクメンだと思う?」「パパは育休をどのくらい取得した?」といったイクメン調査を行っていました。
実際の数字をひとつご紹介すると、「うちのパパはイクメン」と認識している夫婦は全体の約50%なんだそう!この数字が低いか高いかという意見はそれぞれだと思いますが、私としては「イクメンってまだまだ少ないんだなぁ」と感じました。
イクメンという言葉が当たり前になった時代になっても、まだまだイクメンが少ない理由を、積水ハウスの調査をもとにまとめてみました。
「得意な家事調査」では、パパは食事の片付け・掃除・買い物といった家事をうまくやっているという意識が高く、それに対して約半数のママは納得していない
家事の中でも「掃除・洗濯・料理・お買い物」に関しては、パパはやっているつもりでも、ママは不満だらけ!
例えば私の体験から考えてみると、お皿洗いしてもらっても生ごみがそのまま…、おもちゃの片付けはただ山積みにしただけ…。これでできたと言えるのか!!と思ってしまいますよね。でも、自称イクメンのパパたちはそれでも”俺はやっている”と思っていることが多いらしいんです。
イクメン世代でもパパの4人に3人は自分の会社の育休制度について知らない
男性の育休制度に関して8割が賛成としているものの、育休制度について積極的に関心を寄せている男性はごく少数。自分が育休を取得することに関しては消極的だったんです。
この結果をまとめてみると、パパは「会社の都合で考えると、イクメンになることに消極的で、さらに自分の目線では家事・育児をやっていると思っている」ということが分かります。
「パパはやっているつもりになっている」という調査結果をふまえて、私とイクメンでない夫との日頃のやりとりをふりかえってみました。
・パパの中途半端な家事にストレスを感じながらも遠慮して指摘できない。
・疲れているパパを見るとついつい自分でやってしまう
・家事も育児も意外とひとりでこなせてしまう自分がいる
こうやって考えてみると、うちのパパも「俺はできる範囲でやっているし、ママからは何も言われないから満足しているんだろう」と思っているに違いありません!!
なので、私はさっそく作戦開始!積水ハウスでもらった”家族ミーティングシート”をパパに見せて、家事・育児分担について話し合ってみました。
積水ハウスでは、パパが育休を取得することをきっかけに、夫婦で家事・育児の分担ができるように”家族ミーティングシート”というものを使っているそうです。これが、とても画期的!
普段の生活の中にあるさまざまな家事・育児が細かく記載されているシートになっています。こうやって可視化されると、パパはママの家事負担を理解しやすくなりますよね。自分でも書き足すことができます。
実際に、「いつもゴミ出ししてくれるけど、ごみをまとめて、袋をセットするまでやってくれると助かるんだよね」と言うと、パパは「そうだね、わかった!で、燃えるゴミって何曜日だっけ?」と言っていました(泣)そこからかい!!と思いましたが…もっと私の負担が減ればいいなと期待しています。
子育ては決して1人ではできません!そのくらい、子育ては大変なものですよね。だから、ママの大変さを理解できるパパがもっと増えればいいなと思いますし、積水ハウスのように、子育てパパに手を差し伸べてくれる企業がもっと増えればいいなと思います。
育休を経験したパパには、子育ての素晴らしさや育休を実現するべき価値を、世の中にもっと広めてほしいなと感じました。そして、「子育てはみんなでするもの」という考えが、当たり前の世の中になってほしいですね。ひとりのママとして、イクメンがもっともっと増えることを願っています。
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