育休中ママも専業主婦ママも使える、子どもの一時預かり・一時保育ってどんなもの?
2023/11/27
2024/03/05
山田治奈
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子どもを30分〜数時間、お世話してもらえる一時預かりや一時保育。ここでは就労の有無に関わらずどんな保護者でも利用できる「ファミリー・サポート」についてご紹介します。
ワンオペママはもちろん、育休中や専業主婦ママ、仕事との両立にも使えるファミサポの一時預かり。事前登録が必要なので、いざというときに備えていまからチェックしておきましょう!
送迎だけしてほしい!1時間だけ保育して!そんなときにも子どもを頼める一時預かり
保育園や幼稚園に入園する前にも「赤ちゃんを預けられたらいいのに」と思うこと、ありますよね。
● ちょっと歯医者さんに行きたいけれど、赤ちゃん連れだと行きずらい ●
● 1時間でいいから自分だけの時間がほしい ●
● 習い事の送迎だけでも誰かに頼めたらな ●
そんな願いが叶えられる保育サービス「一時預かり」。
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「一時預かり」とは「一時保育」「一時預かり保育」ともいわれている、文字通り一時的に子どもを預けられる保護者のためのサポートサービスです。
一時預かり事業にはさまざまな種類があって、保育園や幼稚園で行っているものは在園児が対象だったり、保育園の場合は保護者の就労や休職活動、職業訓練などに必要な保育が条件だったりします※。
でも、「赤ちゃんを預けたい!」と思うのは、そんなときばかりではありませんよね。
babyco編集部がママたちに知ってもらいたいのは、「どんなママ・パパでも利用できる」一時預かりのサービス。
24時間休みなく育児と向き合っているママにだってリフレッシュできる自分時間が必要ですし、リフレッシュとまでいかなくても自分のために病院にいくのも赤ちゃん連れでは一苦労。ときには、子どもを預けてママ・パパふたりの時間をもつのもいいですよね。
そんな育休中・専業主婦ママでも利用できる一時預かりのサービスを、もっともっとママ・パパたちに活用してもらいたい!と思うのです。
ここでは、そんな一時預かりサービス「ファミリー・サポート・センター」についてご紹介します。
もちろん保育園や幼稚園を利用しているご家庭でも、「子どもの送迎をお願いしたい!」などさまざまな活用ができるサポートなので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
※地域によっては、保育園や幼稚園でも在園児以外の受付があったり、名称が異なる場合もあります。
ファミリー・サポート・センターとは? 利用条件は?
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「ファミリー・サポート・センター」は、通称「ファミサポ」とも呼ばれています。市区町村または市区町村から委託等を受けた団体が運営しているのが一般的で、「
子ども・子育て支援制度」の中の「地域子ども・子育て支援事業」の一環として、子を持つすべての家庭が対象です。
子ども・子育て支援制度におけるファミリー・サポート・センター事業の位置付け:こども家庭庁の資料より
利用できるのはどんな人?(条件)
ファミリー・サポートは、子どもの送迎や預かりなど、子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」がそれぞれ会員となり、地域で相互援助活動を行う事業です。
<子育てのサポートを依頼したい場合>
◻︎0歳から小学校6年生の保護者
※0歳の場合は、自治体によって生後43日以降などの条件あり
◻︎就労などの条件はなく、どんな保護者でもOK!
◻︎事前の会員登録説明会への参加が条件
<子育て支援を提供したい場合>
◻︎18歳以上
※高校生は不可。地域によっては20歳以上など異なる
◻︎子どもが好きで責任をもってサポートをできる人
◻︎保育についての講習会を受けて会員登録をする
どんなシーンで利用できるの?(事例)
保育園などを利用するには、就労などの条件がありますが、ファミリー・サポートの場合はどんなママ・パパでも利用できるので、あらゆるシーンでサポートを受けられるのが魅力!
<利用シーン例>
◻︎自宅で子どもをみていてほしい
◻︎提供会員の家に子どもを預けたい
◻︎保育園のお迎えをお願いしたい
◻︎習い事の送迎をお願いしたい
など、自宅での保育、提供者の家に預ける、屋外での送迎を依頼するなど、幅広く保育をお願いすることができます。
依頼したい理由は問われません。
つまり、
● 美容院に行ってリフレッシュしたい!●
● 夜間の授乳で寝不足だから、赤ちゃんのことを気にせず昼寝をしたい!●
● ママ・パパふたりでおでかけしたい!●
といった理由でもいいのです。
24時間赤ちゃんと向き合うのはとっても大変なこと。だから地域のみんなで支え合いましょう!というのがこのファミリー・サポートの事業なんですね。
病気などで急に預けたい場合にも、相談することができます。
地域によっては、ママ・パパが病気になってしまったときに限らず「子どもが病気になってしまって保育園に預けられない!」という緊急時の病児病後児まで対応してくれるセンターもあります。
利用料金はいくらぐらい?
ファミリー・サポート事業は、自治体や保育グループによって運営されているので、料金も運営団体によってさまざまですが、民間の託児サービスと比べて安いのが一般的。
エリアによっては30分250円というところもあり、平均して1時間700円〜1000円ぐらいのところが多いようです。
まずはお住まいのサポートセンターを調べてみましょう。
助成金・補助金の対象になる?
自治体によっては利用料金の補助があったり、自治体の発行する「子育て応援券(名称は自治体によって異なる)」などが利用できる場合もあります。
気になる人は自治体のホ ームページなどで確認してみましょう!
また、働いているママやパパのお勤めの企業によっては、福利厚生サービスのひとつとして利用補助があるケースもあるようです。
勤務先の福利厚生についても、一度確認してみるといいかもしれないですね!
ファミリー・サポートってどんな人が子どもの世話をしてくれるの?
いざ、ファミリー・サポートを利用してみようという段階になると、
「託児所や保育園、幼稚園では、資格をもっている人が赤ちゃんや子どもの世話をしてくれるけれど、地域の人にお世話をお願いして大丈夫なのかな?」
と不安に感じるママもいるかもしれませんね。
ファミリー・サポートで子育ての援助をしてくれる人は、必ず事前に保育や育児サポートの基礎についての講習を受けた上で会員登録しています。
実際にその研修カリキュラムについてbabyco編集部でも取材をしてみました。その一部をご紹介しますね。
<研修内容例>
◻︎心の発達と保護者のかかわり
◻︎子どもの生活へのケアーと援助
◻︎小児看護の基礎知識
◻︎子どもの栄養と食生活
◻︎子どもの遊び
これはほんの一例ですが、こうした育児に必要な知識や技術の講習を受けている人がサポートしてくれるのは心強いことだな〜と感じました。
講師の先生も福祉の専門家、大学教授、医師など信頼のおける人たちばかり。
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こうした講習をしっかり受けている地域の人たちは、子育てがひと段落した先輩や、同じ世代のママが預かってくれるケースもあります。
育児についての知識を身につけている人たちが地域で繋がれるって、心強いですよね!
これを読んでいるあなたも将来、子どもとの触れ合いや地域とのつながりを今まで以上に大切に感じ、ママのやりがいにもつながる子育てサポーター(ファミサポ提供会員)として活動する日がくるかもしれませんよ?!
ファミサポを利用したママの口コミ感想、集めてみました!
育児は一人で抱え込まずに、なるべく多くのサポートをえられるのが一番!
「実家が近くにない」「ワンオペ育児になりがち」といった人たちに心強いのがこのファミリー・サポートのサービスです。
体験ママの口コミをご紹介しますね。
親子ともども心の支えになってもらっていて、預かってもらう以上のことをしてもらっています。保育園では預かってもらえない事情でも、ファミサポさんでお願いできることがとても心強いです。
妊娠を機に依頼したのがきっかけで、子どもがサポートの日を楽しみにしていて、次の月のサポートが決まると一緒にカレンダーに○を付け待ちわびています。こんな素敵な出会いに感謝です。
一息つく時間を持てたことで、育児を頑張れたし、上の子どもや家族にもやさしくなれました。
ほかにもズバリ、「実家が増えた感じです!」といった声もありました。
まさにこれがファミサポのメリットと言えそうです。
預けるだけじゃない! ママの育児を全面サポート
先輩ママたちの口コミからもわかるように、ファミリー・サポートを利用することは「預け先の確保」や「送迎サポート」といった実質的な保育のサポートになるばかりか、ママたちの心の支えにもなっている様子。
産後ママにはなにかしら「子育ての悩み」が出てくるものですが、そうした悩みを打ち明けたり、相談したり、解決のヒントをもらえることもあるそうです。
それもひとえに提供者さんが「保育の基礎知識」を習得しているからこそ。
そんな「保育の基礎知識」は、実はママたちも動画で学べちゃいます。
しかも
◆1時間だけ
◆自分が知りたい部分だけ
のような単発での受講ができるから、まじめな内容でありながらも動画をみながら育児の気分転換にもなりそう!
無料でみられる保育の基礎知識(動画コンテンツ)
保育サービス講習会オンラインコースは、ファミリー・サポート事業で国(こども家庭庁)が推奨するカリキュラムに準ずるものになっていて、自治体や企業にまで活用されています。
こうした研修と同じ内容をママ自身が自宅で手軽にオンラインの講習を受けられるので、「信頼できる育児の基礎知識を身につけたい!」というママはぜひ講座もチェックしてみてくださいね。
ときにはママ友同士でお子さんを預け合うことも出てくるでしょう。
そんな際、
◆子どもの食物アレルギーなどについて
◆事故防止について
などを知っておけたらいいですよね。
◆リスクマネジメント
◆子どもの遊び
など、自身の育児にも役立ちそうなコンテンツが満載です。
いまなら
「子どもの生活へのケアーと援助」についての動画を一部無料で見られます!
(無料動画は短いのでサクっとみれちゃいますよ♪)
例えば “おむつ替え” も奥が深いんです。動画では、股関節脱臼にならないようにどうすればいいか、子どもとのスキンシップのひとつとしてどうおむつ替えをするか、実践とともに紹介されていますよ。
専門家からちょっとコツを教えてもらうだけで「子どもの反射を利用するとやりやすいんだな」など、新しい発見が!
「自分のおむつ替え、正しくできているかな?」の確認のためにもぜひ無料動画を見てみてくださいね。
創立70周年を迎える一般社団法人女性労働協会によって運用されている信頼性の高い育児教材コンテンツ。
メディアリテラシーをもってSNSやインターネット上にあふれている情報のなかから信頼性の高い育児情報を選りすぐるのは時間がかかるので、こうした信頼性の高いコンテンツを活用するのはタイパ的にもおすすめです。
保育サービス講習会オンラインコースなど一括コースもありますが、まずは1講座からでも興味のある情報を動画でみてみると、自分の育児に自信がもてること請け合いですよ。
この記事を書いた人
babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。