“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
(株)イー・カンパニー代表取締役、キッズ・マネー・ステーション代表。文部科学省検定の高等学校家庭科の教科書に日本のFPとして掲載される。著書に『10歳から知っておきたいお金の心得』など多数。
妊婦さんは初めての妊娠でわからないことばかり。 妊娠にまつわる通院で発生する治療も未知で不安なはず。
でも大丈夫ですよ。
強い味方になってくれる保険があるんです。 加入するにはもちろん条件は色々とあるけれども何か起こって困ってしまう前に知っておくととっても役立ちますよ!
通常、妊娠してからでは保険に入りにくくなります。ただし、妊娠している・していないに関わらず、妊婦さん向けの保険には加入できます。
妊婦さん向けの保険では、会社にもよりますが「妊娠19週」までに申し込みをすると、今回の出産に伴う「手術」が保障されるものもあります(ほとんどの民間の医療保険では適用されません)。
ただし、出産の入院給付金は保障されないものもあるため、注意が必要です。また、普通分娩は保険適用外ですので、普通分娩の際の会陰切開等の縫合などは対象外となります。
基本的に妊婦健診については、妊娠自体が疾病の扱いとはならないために保障はされないことになっています。ただし一部の保険では「特約」にて「手術の前後の通院保障がつく」というものもあるようです。
もちろんこれも妊娠発覚前に加入していることが前提ですが、こうした特約のついた医療保険に加入しておくと妊婦健診で通い帝王切開などの異常分娩となった場合にはこうした健診も「通院」とみなされ、請求が可能になるケースもあります。
妊娠をすると思わぬトラブルが起きることが多々あります。
マタニティライフも思い描いていたようにはなかなかいきません。 たとえば「切迫流産」「切迫早産」「妊娠高血圧症候群」「妊娠悪阻」など、入院となってしまうケースもあるのです。
そんなときも、保険契約時に妊娠していなければ、30日間の入院費を請求することが可能になります。また、保険会社によっては、60~120日間分の請求ができるところもあるようですのでとても助かりますね。
持病をもっている場合、契約時の告知は少し厳しくなるようです。
持病以外にも、たとえば、過去に帝王切開の経験があったり、不妊治療を受けていたり、女性疾患系の治療を受けていた場合に、告知項目に該当し、加入できないという可能性があります。
ご自身に合った保険を探してみてくださいね。
おすすめなのは「ABCおかあさん保険」。
主なメリットは、妊娠中でも加入できるということ。また妊娠19週までに加入すると他の保険会社では、今回のお産に関する保障はされないものの、「ABCおかあさん保険」だと「手術」に関する保障はしっかりとされます。なので、帝王切開を検討されている妊婦さんたちにはとってもおすすめです。
あとは、「三井住友海上あいおい生命」の医療保険では「女性サポート給付」という特約があり、これをつけると結果的に出産に至らなかった場合でも「満期金」として一時金を受け取ることができるようです。
お話ししてきた通り、妊婦さんの思わぬトラブルにおいて、保険に加入しておくことですごく救われる可能性があるのです。
もちろん何事もなくお産をし、元気な赤ちゃんを産むことが一番ですが、こればかりはなかなか思うようにはいかないのが現実です。
妊娠前から少しでも知識を身につけておくことで結果的に救われることになるのであればそれがベストなのです。また、保険料は年齢とともに上がっていきますので早めのご加入をおすすめいたします。