“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
発達に伴い行動範囲も広がるので、お世話の仕方も変わります。また、発育・発達には個人差があるので、人と比べず、その子のペースで成長しているかを見ていきましょう。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
発達に伴い行動範囲も広がるので、お世話の仕方も変わります。
また、発育・発達には個人差があるので、人と比べず、その子のペースで成長しているかを見ていきましょう。
・首は細く頭を支えられず不安定。両手を軽く握って肘を曲げ、脚は膝を曲げ外側に開いた姿勢。
・手のひらに指や物を当てるとぎゅっと握る。
・目はぼんやりと見える程度。耳はよく聞こえていて、ママやパパの声を聞き分けることができる。
寝ているまわりには物を置かないように。
・首の動きが発達して顔を左右に動かしたり、音がする方向に顔を向けたりできるようになる。うつぶせにすると、少し頭を持ち上げるような姿も。
・足の力が強くなる。腕をしきりにバタバタと動かすことも。
・ママやパパの顔をじっと見つめたり、はっきりした色のおもちゃなどを動かすと目で追うようになる。
とてもよく動くので、ベビーベットの柵は必ず上げておいて。
また、赤ちゃんの顔や口を覆ってしまうこともあるので、寝ているまわりにはタオルやおもちゃを置かないように。
・首がしっかりして、たて抱きにしたときにガクッとしなくなる。4ヶ月頃にはほとんどの赤ちゃんは首がすわってくる。
・たて抱きにすると首を左右に振り、周りをきょろきょろ見回すように。
・胴の筋肉もしっかりしてきて、仰向けで寝ていると横向きになろうとしたり、寝返りしそうになることも。
・腹ばいにすると、腕で体を支えて頭を持ち上げるように。
いつ寝返りができるようになるかわからないので、気をつけて。
手に触れ握れるものは口に持って行くので、不要なものは置かないように。
・ほとんどの赤ちゃんは首がすわり、安定してくるようになる。
・背中や腰を支えればお座りができるようになったり、寝返りもうてるようになる。
お座りができても頭が重くバランスを崩しやすいので、転倒や転落には十分注意。
近くにあるものを取ろうと動いて移動し、つかめるようになるので、危険なものは近くに置かないで。
・物をしっかり握れるようになり、哺乳瓶も自分で握って飲めるように。
・お座りが安定し、8ヶ月頃には寝ている状態から起き上がって座るまでができる。
・ハイハイのような動きをし始め、9ヶ月頃には上手にできるようになる。
本格的に「自力で移動する」時期に。日に日に行動範囲が広がる。
小さいものを握り誤飲したり、テーブルの上の物にも手が届いたりして思わぬ事故に繋がる恐れも。
・手先がさらに器用になり、「握る」から「親指と人差し指でつまめる」ようになる。
・10ヶ月頃にはつかまり立ちやつたい歩きも安定。早い子は一人立ちや一人歩きも。
・仰向け→寝返り→ハイハイ→お座り→つかまり立ちへと、自由に姿勢を変えられる。
・興味があるものに指をさす。ペンなどでお絵かきをする。大人の仕草を真似する。
「足台」になるようなものがあると、それを踏み台にして転倒してしまうことがあるので注意。