babyco編集長。書籍編集者。
新潟の山奥で肉用牛を飼育しながら、野菜やくだものを育てる祖父母のお手伝いをきっかけに、丹精込めて作られた食材のおいしさ、食べることや命の大切さを学ぶ。特集記事、離乳食やママごはんなど幅広く担当。ママ・パパの気持ちに寄り添った記事の制作を心がけている。
0歳から中学生と、幅広い年齢の子どもたちをサポートする学研教室。赤ちゃんのうちは「お勉強なんてまだまだ先のこと」と感じるかもしれませんが、ママとパパがいっぱいほめてくれたり、おひざの上で一緒に絵本を読んでくれたり、そんな小さな頃のふれあいが、学習意欲につながる“やる気”や“好奇心”をはぐくみます。
大切なお子さんの将来の学習に向けて、ママとパパがわが子を支えるときのヒントを先生に聞きました。
学研教室では、まなびの土台づくりに大切な0〜2歳のための赤ちゃん教室「0・1・2 Petit Pas」(以下、Petit Pas)をはじめ、3歳からの「幼児コース」、「小学生コース」と、子どもたちが成長に合わせて少しずつ学習をステップアップできるようになっています。
教材の内容、1回あたりの開催時間、配布する教材の数などは、長年にわたって子どもたちの教育を支えてきた“学研ならではの視点”をもとに考えられています。
「赤ちゃんが目でとらえるには、どのくらいの大きさの教材がいいだろう?」「絵本を読むときに、ママへの声かけのヒントが絵本に載っていたら役立つかも」と、その時期の発達に合った内容と、ママ目線&子ども目線を大切にした工夫が取り入れられているんです。
【0〜2歳】
0・1・2 Petit Pas(月に1回約45分)
食べものや動物など、子どもたちの大好きなテーマがぎゅっと詰まった学研オリジナルの『くうちゃんえほん』、手先を使いながら遊べて、季節や習慣とふれあえる『親子で楽しむワーク』を使って活動します。0〜2歳のさまざまな月齢・年齢でも安心して参加できます。
【おもに3歳〜】
幼児コース(未就園児 月2回、週1回、週2回)
Petit Pasで経験した言葉の楽しさ、手指の動きの体験を活かしながら、文字や数を学びます。ひらがなから言葉や文章へ、1〜3が数えられたら4、5へと少しずつステップアップ。ひとりひとりのペースに合わせて先生が教材を組み、学びを支えます。
Petit Pasや幼児コースに通われている親子のみなさんの、教室のようすとおうちでの教材の活かし方をのぞいてみましょう!
【Petit Pas】
家ではお買い物の絵本を見ながらお店屋さんごっこをしています。Petit Pasに通うようになってから、上手にハサミを使えるようになりました。おともだちに会えるのも楽しそうです。(まなりちゃん・ゆうこママ)
【Petit Pas】
Petit Pasを始めて、クレヨンやハサミに興味を持ってやりたがったり、指先を使って何かをする楽しさがわかってきたようです。絵本もおうちでくり返し読んで、楽しめるのも役立っています。(あおいちゃん・えりママ)
【Petit Pas】
Petit Pasの絵本が大好きで、何度も「読んで」と持ってきます。とっても楽しいようで「きょう、ぷちぱいく?」と聞いてきます。(みつきくん・かおりママ)
【幼児コース】
「かず」の教材。切ったり貼ったりしながら学習。Petit Pasから通っていたから、道具の使い方もバッチリ。名前も書けるし、机もきれいに整理整頓できるよ!(ゆいちゃん・れなママ)
学研教室には、子どもたちとのふれあい経験、ひとりひとりに合った学習サポートの経験が豊富な、頼れる“学研の先生”がいます♪ 今回は、長野県塩尻市で活動する学研高出教室 池田和美先生に、子どもたちのやる気を引き出す学習のサポートの仕方を教えていただきました。
学研高出教室(長野県塩尻市)
池田 和美 先生
「子どもたちには自信を、保護者の皆さまには安心を」をモットーに、乳幼児から小学生まで見守り続けて13年。考える力や勉強の習慣を幼児期から伸ばすことを目指しています。
祖母から教わった“つ”がつくまでの学習サポートで、子どもたちの「できた!」を一緒に見守っていきます
みなさんは「“つ”がつくまでは親がしっかり寄り添って」というのを聞いたことがありますか? これは私が祖母から教わった知恵なのですが、今思えば学習内容が難しくなる小学校高学年を乗り越えられるように、9歳(ここのつ)まではサポートしてあげてという意味なんですね。
子どもたちを「やってみたいな」という気持ちにさせるには、とにかくたくさんほめてあげてください♪ 0〜2歳のちっちゃいときは、お子さんのやることを全部ほめてあげてもいいと思います!
3歳くらいになったら、取り組んでいる努力や姿勢をほめてあげてみてください。もしできなくても、「今までがんばってやってきたね」と認めてあげると、子どもたちは“ママとパパは、ぼくの・私のがんばる姿を見てくれているんだ”と、安心して次のステップに向かって立ち上がることができます。
幼児さんには、勉強はまだまだ遊びの延長上。取り組むうちに教科の好き嫌いが出てきて、つまずくときもきっとあると思います。そんなとき、私たちがそばでようすを見て、ご家族と一緒に「がんばろうね」と支えてあげることが大切だと思っています。
学習のこと以外に、子育て中は不安を感じたり、周りのご家庭のことが気になったりするときもありますよね。
お子さんが生まれてすぐは、どうしてもママと赤ちゃんが1対1になりがちなので「ほかのママたちは、どんな風に子どもと接しているんだろう」「生まれたばかりでまだ言葉が理解できないけれど、これってコミュニケーションできてるのかな」と、気になることがたくさんあると思います。
学研教室は、子どものためでもあり、親のための居場所でもあります。学研教室にいらっしゃるママとお子さんのやり取りを見ていると、「よくできたね」「すごいね」と、ご自分でも気づかないくらいママたちはとても上手に声をかけられていることが多いんです♪ 0〜2歳は本当にわずかな時間。ママがお子さんのちっちゃな「できた!」に気がつく心の余裕ができるように、ママのこともサポートしていきたいなと思っています。
ある日、Petit Pasに通ってくれているお子さんが「しぇんしぇ(先生)」と呼んでくれたことがありました。月に1回しか会わないのに私のことを先生だとわかってくれていて、おうちでママが「先生」って言っているのを聞いてくれてたのかなと思うと、涙が出てすごくうれしかったです。
赤ちゃん教室や幼児さんの教室にいらっしゃることは、ママやパパの安心のためでもあります。ママもパパも学研教室に遊びに来て、お子さんの「できた!」をいっぱい見てあげてください♪