大学卒業後、旅行会社に勤め国内・海外を多数訪問。結婚を機に退職し、現在は夫・娘と3人暮らし。地元北海道内ドライブや沖縄・TDRへの旅行が大好きで、小さい子どもと快適な旅行&レジャーをする術を日々考案中。オーストラリア親子留学が目標です。
「成長するにつれ使わなくなった育児グッズを手軽に売れる!」と多くのママに浸透しているフリマアプリの存在。なかなか売れず困ったことはありませんか?
実は、ベビーグッズを売るのにはちょっとしたコツがあるんです。
実際に300件以上の売買実績のあるママライターが、その経験から導き出したフリマアプリの使い分け、出品アイテムの向き不向きetc、より賢くフリマアプリを使うためのポイントを伝授します!
まだまだ使えるベビー&キッズ用品を捨てるのって忍びないですよね。
もしもフリマアプリで売って家計の足しにできたら、さらに助かります!
ただ、よその赤ちゃんの育児に使ったグッズを買う側の気持ちになってみると、
「衛生面が気になる……」
「汚れや劣化はない?」
と心配になるママも多いはず。
・哺乳瓶など直に口にふれるものは未使用品を出品する
・玩具やベビー食器など拭けるものは消毒作業する
・破損や汚れはしっかり写真や文字で事前説明する
といった配慮がお互いに気持ちよく取引するうえで大切になってきます。
ただし、フリマアプリで育児用品を売りたいと思っても、なかには取引禁止されているものもあるので注意が必要です。
今回は、300件以上の育児用品売買実績から、「メルカリ」「ラクマ」「ジモティー」の基本情報をもとにした使い分けや高く売るためのコツなどを紹介していきますね。
たとえば「メルカリ」で禁止されている出品物について、以下のような表記があります。
・試着や水通しした下着類
・開封済みの衛生用品
これを知らなかったわたしは、過去に「水通ししたけど、結局使わなかったトレーニングパンツ」「200枚入りのうち、半分以上残った布オムツ用ライナー」を出品しようとして事務局に削除されてしまったことが……。
特に新生児期の肌着類は、水通ししただけの未使用品がサイズアウトしたまま家にある、という方も少なくないはず。
そうしたグッズはフリマアプリで売ることはむずかしいので、ママ友に譲るなどお下がりにした方がいいかもしれません。
フリマアプリにもさまざまな種類があり、その機能や特徴も多種多様。
「どれを使えばお得に売買できるの?」
「フリマアプリを使い分けるコツは?」
という方のため、ここではわたしが実際に使い分けているフリマアプリを3つご紹介します。
いまや誰もが知る「メルカリ」「ラクマ」「ジモティー」ですが、同じ育児グッズでもフリマアプリを使い分けることでより高く売ることができるんです!
フリマアプリの中でも特にユーザー数が多い「メルカリ」。
秒を追うごと次々に出品数が増えていくので、せっかく出品してもすぐに埋もれてしまいがちです。
より確実に売るためには、値段を安く設定することが一番の近道。
売上げ10%の販売手数料や送料を引くとほとんど手元に残らないこともありますが、断捨離を優先するなら取引件数が多い「メルカリ」がやはり頼りになります。
楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」の強みは、メルカリに比べて販売手数料が安いこと。
例えば育児用品を1万円で売った場合、手元に残るのは
メルカリ▶︎9,000円
ラクマ ▶︎9,340円
となります。
トレンド商品など、人気&売れやすいものは、メルカリよりラクマで売った方が収益増を狙えるんです。
ベビーベッドやベビーバス、A型ベビーカー、ベビーゲートなど、0~2歳の頃には多用するものの、だんだん使う機会がなくなる大きめ育児グッズ。
メルカリやフリマで売るとなると、梱包は大変だし送料が売上げを上回ってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、直接対面して取引できる「ジモティー」。
小さい子どもを連れて待ち合わせするのは大変なので、自宅を教えることに抵抗がなければ「直接取りに来てください」とお願いしてみるのもアリです。
手渡しができることを条件に値段設定をすると、買い手の方にもお得に感じてもらえて、送料もかからず梱包などの手間も不要なのが魅力です。
サービス名 |
メルカリ |
ラクマ |
ジモティー |
---|---|---|---|
アプリ利用料 |
無料 | 無料 | 無料 |
販売手数料 |
販売価格の10% |
販売価格の6% |
現金支払いや振込などの場合は無料 |
出金手数料 |
振込ごとに200円 |
振込ごとに210円。 |
振込手数料250円 |
売上金の有効期限 |
180日以内にポイントを購入をするか |
取引完了日から180日後 |
売上金確定から180日過ぎた場合 |
発送サポート例 |
匿名配送 |
匿名発送 |
直接受け渡しの場合は梱包不要 |
いざ育児用品を売ろうとしても、同じようなアイテムを出品するライバルが多くてなかなか売れない……なんてこともよくあること。
そこで、どんなアイテムが売れやすいのか、出品するときのポイントとあわせてご紹介します。
これまでフリマアプリで300件以上の販売実績から、実際に売ることができた育児グッズをまとめてみました。
<過去に販売したベビーグッズ>
件数:48件
売上げ累積額:127,619円
販売商品例:通信教材DVD、知育玩具、絵本、フォーマルドレス、ベビー服、アウター、未使用の消耗品(保湿液、歯磨き粉など)
※260件以上はママ用品他のカテゴリー実績
この実績を参考に、わたしが感じた出品のポイントを3つお伝えします。
これまでに売却した育児グッズのなかでも比較的高く売れたのが、ベビー期に受講した通信教材のエデュトイやDVD、英語教材など教育にまつわるもの。
どれもいざ入会するとそれなりに金額が発生するので、
というママが多いよう。
より高くスムーズに売るためには、
Point1)教材を過不足なくしっかり揃えておく
Point2)破れや汚れは写真に撮って事前に説明する
Point3)いつ受講した時のものか明確にする
ことが大切です。
実際にわたしが販売した育児用品のなかで一番高く売れたのも英語の教材でした。
出品する前に英語教材の販売状況を調べてみたところ、類似商品が多数出品されていたので手元にあった他社の英語玩具や絵本をセットにして「おまけ充実」とキャッチコピーに入れて目立たせたら早めに売れましたよ。
「思っていたより高く売れたな」と感じるのは、フォーマルドレスやスノーブーツ、ジャンプスーツなど季節限定・イベント限定で使うベビーアイテム。
どんどんサイズアウトしてしまうベビー期だからこそ
と考えるママは多いです。
また、使う機会が限られているがゆえに、ほとんど汚れることもなくコンディションのいい状態で譲れるのも高めに売れる理由。
つい出品したくなる洋服類は、悲しいことにブランド服や未使用品等を除いて売れにくいのが実情です。
「けっこう高かったのに……」とさみしい気持ちになりますが、ベビー期の衣類は使用感が目立つことも多く、「4枚セットで500円」と安値でセット売りするなど工夫が必要になります。
それに対し、意外にも定価に近い値段で売れるのが、ベビー用ボディミルクや歯磨きジェルなど日常的に使う消耗品。
「サンプルとしてもらったけど使用機会がない」など、未開封・未使用のまま眠っているアイテムがあれば狙い目ですよ!
不要になったベビーグッズを売ることでちょっとした収入を得られるのはうれしいものですが、商品画像を撮影して紹介文を考えて、売れれば梱包し発送する……となかなか手間もかかります。
ただでさえ育児に追われる日々のなか、これらの作業時間を捻出するのもひと苦労ですよね。
だからこそ、より効率的に取引できるようコツをつかんでいくことが、楽しくフリマアプリを続ける秘訣なのです。ご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたもフリマアプリを賢く活用してみてくださいね。