親子で楽しむ絵本の読み聞かせ 子どもの成長への効果と成功のためのコツ

2024/07/23 2024/07/31 babyco編集部 babyco編集部

絵本の読み聞かせは、さまざまな言葉やその様子、いろいろな感情との出会いになり、お子さんの成長と発達に良い影響を与えてくれます。なによりも良いのは、親子の信頼関係がぐっと深まることです。

いいこといっぱいの『読み聞かせ』。その具体的なメリットや効果的な方法をわかりやすくご紹介します!

子どもの成長に与える影響

読み聞かせ

■ 言語能力の発達
読み聞かせは、お子さんの言葉の力をぐんと伸ばしてくれます。

大好きなママやパパが声に出して本を読むことで、お子さんは素直に新しい言葉やフレーズを吸収していき、まねして使ってみようとします。すると語彙が増え、文章の理解力もアップしやすくなります。

■ 読解力の向上
絵本の絵を見たり、お話の展開を追うことで、少しずつ読解力が養われていきます。くりかえし読み聞かされるなかで、物語で起こる出来事や主人公などの次の行動を考えたりする、「予測する力」も次第に身についていくでしょう。

■ 創造力と想像する力。自由な発想の育成
絵本の世界は、お子さんの想像力をゆたかにしてくれます。いろいろな主人公の行動やアイデアにふれるたびにお子さんの脳への刺激となり、想像する力を育むのにぴったりです。

親子の信頼関係を深める

絵本を読む親子

■ 一緒に過ごす時間は、大人にとっても大切に
絵本を読む時間は、親子が一緒に過ごす大切なひととき。 この時間が親子の信頼関係を深める手助けになります。この体験は、お子さんだけでなく、ママやパパ、大人にとってのかけがえのない思い出になります。「こういう絵本好きだったよね」「このやぶけれているところはこうだったよね」など、どれもお子さんの成長の記録です。

■ 親子で楽しい会話ができる
読み聞かせをしていると、自然に親子の会話が増えます。お子さんが「これどういうこと?」って質問したり、「こう思うんだ!」と、自分の意見を伝えられたりするなど、お子さんの成長を感じながら親子で会話を楽しむことができます。

■ 安心感と信頼感の構築
ママやパパのあたたかい声を聞き笑顔を見ることで、お子さんにとって毎日の読み聞かせの時間は、心地よく大好きな時間となるでしょう。こうやって、ママパパと過ごす時間は、お子さんにとって安心できるものとなります。

心の健康と情緒の発達

絵本を読むパパ

■ 感情の理解と共感力の向上
物語の中で登場人物がいろいろな感情を経験することで、お子さんもその感情を理解し、共感できるようになります。これが情緒の発達を助けるきっかけにもなります。

■ ストレスの軽減とリラクゼーション
リラックスした状態で、大好きな人の優しい声を聞くと、お子さんの心が落ち着いていきます。

■ 社会性の発達と対人関係のスキル
ストーリーのある絵本なら、そのお話の中の人間関係ややり取りを通じて、子どもは自然に社会性にふれることもあります。 言葉づかいや行動などを発見し、実践でためしてみることもあるでしょう。

効果的な読み聞かせの方法

声のトーンを変えたり、絵本の選び方を工夫したりする方法を紹介します。

あまりむずかしく考えずに、ママやパパが楽しむ気持ちでやることが何よりも大切です。

絵本の選び方

図書館で絵本を読む親子

■ 年齢に適した絵本の選定
絵本を選ぶときは、お子さんの年齢に合った内容のものを選びましょう。

0〜1歳の赤ちゃんには、視覚と聴覚の発達を助けるシンプルでカラフルな絵本がおすすめです。
1〜3歳になると、簡単なストーリーやくり返しのフレーズが楽しめる絵本がいいでしょう。ごっこあそびを楽しむ時期でもあるので、手あそびやリズムあそび、お店屋さんごっこなどの絵本もおすすめです。
3〜5歳のお子さんには、少し複雑な物語やキャラクターが登場する絵本がぴったりです。また、さがし絵やまがちがいさがしなど、家族みんなで参加できるような絵本も楽しいです。

■ 子どもの興味や関心に合わせる
お子さんの興味を引くためには、好きなテーマやキャラクターを選ぶのもひとつの手です。
例えば、動物が好きな子には動物が出てくる絵本を選ぶと、興味を抱きやすくなるでしょう。

■ ママ、パパが好きな世界観の絵本を選ぼう
絵本を選ぶときは、イラストの美しさやストーリーの質も大切です。
美しいイラストは子どもの視覚を刺激し、心温まるストーリーは情緒の発達を助けます。
とはいっても「質の高さ」は人によっても異なります。ママやパパが好きな絵本から選んでみるといいでしょう。絵本は、読み聞かせをする人にも興味のある絵本を選ぶことが大切です。

読み聞かせのテクニック

ソファで読み聞かせ

■ 声のトーンや表情を工夫してもいいし、そうでなくてもいい
読み聞かせを楽しむためには「声のトーンや表情を工夫するのが大切」。とよく言われますが、これは、絶対ではありません。先ほども言いましたが、大好きなママパパが読んでくれるだけでお子さんは大満足! ですから、ママやパパが声を変えたり、感情を込めて読んでくれたら、それもうれしいことになります。物語の世界に引き込むように読めたら、お子さんも楽しくなると思いますが、かならずしも正解ではありません。
絵本には素敵な文章が載っていますので、それを優しい声で笑顔で読むだけでもお子さんはハッピーになるでしょう!

■ 子どもとの対話を取り入れる
読み聞かせのときに、お子さんが質問したりコメントしたりする場合は、ぜひ積極的に答えてあげてください。
物語の理解が深まるだけでなく、親子のコミュニケーションもぐっと豊かになりますよ。お話ししながら対話を楽しむことで、想像力や表現力も自然と育っていきます。

■ 1歳を過ぎたら、絵本の内容を日常生活に関連付ける
1歳を過ぎたら、生活習慣がわかるような絵本を選んでもいいでしょう。
はみがき、手洗い、あいさつ、よく噛んで食べることなど、無理に言葉で伝えるより、楽しい絵本で様子を見たり聞いたりするほうが自然に身につくこともあります。生活習慣だけでなく、絵本に出てくる食べ物を一緒に作ってみるのも楽しいです。 こうすることで、絵本の世界と現実がつながり、理解も深まります。

読み聞かせの時間と場所

ベッドで読み聞かせ

■ 落ち着いた環境を整える
読み聞かせをする場所は、静かで落ち着いた環境を整えるのが大切です。 テレビやラジオの音がない場所で行うと、お子さんが物語に集中しやすくなります。
また、リラックスできるような工夫をしてあげると、もっと楽しく聞けますよ。

■ 毎日のルーティンに組み込む
読み聞かせを毎日の習慣にすると、お子さんはその時間を楽しみにするようになります。よく、寝る前の読み聞かせが良いと言われますが、そうではないお子さんもたくさんいます。
『いつ』『どこで』は、お子さんの様子を見て、一番リラックスして楽しめる時間と場所を選びましょう。

■ 長さと頻度の調整
読み聞かせの時間や頻度は、お子さんの年齢や集中力に合わせて調整してあげましょう。
幼い子には短めに、少し大きくなったら少しずつ長くしていくといいですね。 無理のない範囲で、楽しく続けることが大切です。

まとめ

絵本の読み聞かせは、子どもの言葉の力や読解力を育てるだけじゃなくて、想像力や共感力もどんどん高めてくれるんです。さらに、ママパパ、大人にとってもかけがえのない時間です。

読み聞かせのコツや、環境を整えることでその効果はさらにアップします。

毎日の習慣にして、親子で楽しい時間を過ごしてみてください!

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