babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
うがいは大切な感染予防策です。
でも、子どもにとってはちょっぴり難しいもの。
いつごろから、どうやって教えてあげればいいのでしょう。
小児科医で3児のママでもある保田典子先生に、成長にあわせた"ぶくぶくうがい" や "ガラガラうがい" の教え方のコツを伝授してもらいました。
うがいを習慣化して、家族の感染予防をしましょう!
高円寺こどもクリニック院長。小児科専門医、子どもの心相談医。筑波大学医学部卒業後、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了。小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。
ウイルスや細菌がさまざまな経路から口、鼻、のど(気道の粘膜)などに入り込んで引き起こす感染症。
感染症といえば、風邪、インフルエンザや咽頭結膜熱(プール熱)などさまざまですが、うがいはこうした感染症全般の予防策となります。
うがいで菌を殺すことはできませんが、洗い流すことができますし、うがいをすることで気道を潤すこともできます。
インフルエンザなどは乾燥しているとかかりやすいので、日頃からうがいでのどを潤しておくことが大切です。気道が潤えば、タンを出しやすくもなるというメリットもあります。
うがいは実は、子どもにはちょっぴり難しい動作です。
ですから成長にあわせて少しずつ、ステップを踏んで教えてあげるようにしましょう。
いきなりガラガラうがいができるようにはなりません。
STEP1)口に水を含んで吐き出す
STEP2)ぶくぶくうがい
STEP3)ガラガラうがい
というステップで徐々に教えてあげるようにします。
個人差がありますが、2歳前ぐらい、早くても1歳後半から少しずつ取り組むといいですね。
うがいは、口のまわりの筋肉を使う練習にもなりますよ。
1歳後半から2歳前半までは、お水を含んで吐き出す練習です。
少量の水を口に含み、「ペッ」と吐き出せるかやってみましょう。見たことがないことはできませんから、まずはママ・パパがお手本を見せてあげるようにします。
▶︎「ペッ」と吐き出す練習。
最初は上手に吐き出せなくて当り前!
継続することが大切ですから、スモールステップを心掛けましょう。その日、完璧にできなくてもいいのです。「明日につながる教え方」をママ・パパも意識してくださいね。
おっぱいを吸う動きは「反射」なので教えなくてもできますが、口に含んだものを吐き出す動きは反射運動に反した動きなので大人が思っている以上に難しいことです。口を広げて動かすことも最初はうまくできませんし、お水も少ししか口に含めませんから、上手にできなくても繰り返し毎日続けるようにしましょう。
2歳台になって水を吐き出すことに慣れてきたら、次はぶくぶくうがいにチャレンジ!
口に含んだ水を、口のなかでぶくぶく動かします。
3〜4回左右にぶくぶくさせます。少しずつ、強めにぶくぶくできるようにトライ!
ぶくぶくうがいでは、口の中の菌や有機物を洗い流すことができます。
2歳ぐらいになるとイヤイヤ期などもあり、うがいを嫌がることもあるでしょう。ですから、ママ・パパも一緒になって、楽しみながら続けられるように工夫をしてみて。例えば親子で一緒に「どっちが上手にうがいができるか対戦!」など、ゲーム感覚を取り入れたりするのもおすすめです。「うがいが終わったら〜〜しようね」と、うがいの先に楽しいことがまっているようにするのもいいですね。
のどを清潔にできるガラガラうがいができるようになるのは、3歳ごろが目安です。
のどの粘膜へ刺激が加わり、粘膜や粘液の働きをよくする効果を期待できます。
のどの奥まで水が届くようにして、15秒を目安にガラガラとうがいをして吐き出します。
「あ〜」「お〜」と言いながらやるのがコツです。むせないように、少量の水から練習してみましょう。
上を向く時にふらつかないように、最初のうちは軽く支えてあげてもいいですね。台を使ってひとりで洗面台にかがめるようになるのも3歳ぐらいが目安です。
ぶくぶくうがいは、口の中を清潔にするもの、ガラガラうがいはのどを清潔にするものです。ガラガラができるようになったら、ぶくぶくとガラガラ、両方やりましょう。
感染症にかからないようにするためには、「外から家のなかに菌を持ち込まない」というのが基本の考えです。
外出から戻ったら「手洗い・うがい」をセットにして習慣づけましょう。
ママ・パパご自身がうがいを習慣にしていない方もいるかもしれませんし、忙しくてやれない!という方もいらっしゃるでしょう。私も働く3児の母なので、そのお気持ち、とってもよくわかります!
けれど、子どもはママ・パパのマネをするものです。お子さんの感染症予防のためにも、親子で一緒に取り組んでみてください。
うがいは水でも十分ですが、うがい薬を使う場合は「飲み込まない」「吐き出せる」ようになってからにしましょう。
注意事項などに万が一飲んでしまっても少量なら問題がないなどといった記載があるかもチェックしてから使用すると安心ですね。
また、小さいうちは刺激の少ないものを選びましょう。
うがいは大切な感染予防策ですが、手洗い同様しっかり行わないと意味はありません。
2歳、3歳と成長するにしたがって、うがいを上手にできるようになるだけでなく、どうしてうがいが大切かを少しずつ理解できるようにもなります。
洗面台に向かっている時に限らず、絵本やスライドなどを使って日頃からうがいの大切さを伝えたり、「ぶ〜くぶく、ガ〜ラガラ」と節をつけて歌ってみたりと、うがいを身近に感じられるようにしてあげることで、楽しく続けられるでしょう。
うがいを親子の新習慣にして、感染予防をしてみてくださいね。
(小児科医:保田典子)
ここまで、うがいの大切さや教え方について、小児科医の保田先生に教えていただきました。
最初から上手にできなくても当たり前!取り組めたことを褒めてあげながら少しずつ習慣にできるといいですね。
先輩ママたちはどんな工夫をしているのでしょう?
ママ・パパたちが自分で実際に使ってみて、ほかのママ・パパにもおすすめしたい!と投票して選ばれるマザーズセレクション大賞でも、うがい薬が選ばれていました。
などのコメントも寄せられている、ママ・パパが使っているうがい薬があるそうです。
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今回は、子どものうがいについて考えてみました。
口の中が乾燥していると悪い菌やウイルスが繁殖しやすくなったり、喉の防御機能が低下することも。口内乾燥は体調不良につながるので、うがいで乾燥を予防しながら感染症の予防対策をしていってくださいね。