大人用の布団を3枚敷いてみんなで寝ると、ベビーベッドを置くスペースがないため、次男はベッドインベッドにしようと決めました。
私が赤ちゃんと退院する前に家に届くようにしておいたので、家に帰ってからすぐに使用することができました。
赤ちゃんを寝かせるためのベッドインベッド。
添い寝するときにベッドインベッドを使用すると、睡眠中にママ・パパが赤ちゃんを圧迫してしまうリスクも減って、安心して眠ることができます。
ベビーベッドとどちらが使いやすいのかな? 両方あると便利なのかな? と迷っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、ベッドインベッドを実際に活用しているママライターが、ベッドインベッドのメリット&デメリットについてご紹介します。
準備するか迷っているパパ、ママ! ぜひ参考にしてみてください。
ベッドインベッドとは、クッションなどの柔らかめの素材でできたベビーベッドのことです。
小さめのベビー布団にフレームがついたような形です。
一般的なベビーベッドのように硬い骨組みがなく、コンパクトで、主に大人のベッドや布団の上に置いて使います。
部屋が狭く、赤ちゃんが寝る場所を確保しにくいというときに、とても有効なアイテムです。
ベッドインベッドは、赤ちゃんが家にきてからすぐに使えるアイテムなので、出産準備品として、出産のための入院をする前までに準備しておくことをおすすめします。
妊娠中から、赤ちゃんをどこに寝かせようかイメージしてみて、必要であれば買い揃えておきましょう。もちろん、赤ちゃんを安全に寝かせられる場所があるのであれば、必須のアイテムではありませんので、買う必要はありません。
ベッドインベッドは、夜寝るときだけでなく、お昼寝用のお布団として使う人も多いようです。
赤ちゃんとの生活が始まってから、生活スタイルにあわせて必要になったときに購入するママもいます。
大人用の布団を3枚敷いてみんなで寝ると、ベビーベッドを置くスペースがないため、次男はベッドインベッドにしようと決めました。
私が赤ちゃんと退院する前に家に届くようにしておいたので、家に帰ってからすぐに使用することができました。
新生児から使えるベッドインベッドですが、何歳まで使えるのでしょう?
ベッドインベッドは、一般的には赤ちゃんが寝返りを始める4〜6ヶ月頃まで使うことができます。
寝返りができるようになるとベッドインベッドのフレームを乗り越えてしまうので、赤ちゃんの危険が増えてしまいます。
寝返りを始めたら使わないようにしたほうがよさそうです。
タイプによっては、ベッドとしての使用を卒業したあとイスとして使えるものもありますので、「長く使えるものがいいな」など、使用目的にあわせて選べます。
\ベッドインベッドにはこんな種類があります/
CLICK▶︎いろいろなタイプのベッドインベッド
いつまで使いたいか、どのような使い方をしたいかを考えて、ベッドインベッドを選ぶといいですね。
ベッドインベッドの使い方がわかったところで、次はメリットとデメリットについてみていきましょう。
メリット1.
赤ちゃんを圧迫してしまうリスクが減り、安心して添い寝ができる
ベッドインベッドの1番のメリットは、「添い寝をしたときに赤ちゃんを圧迫してしまわないか・・・」という心配をせずに、大人が比較的、安心して添い寝をすることができることです。
添い寝をしてあげたいけど、ぐっすり眠ってしまって赤ちゃんの方に寝返りを打ってしまったら・・・と心配になったことはありませんか?
ベッドインベッドに寝かせていれば、もし大人が赤ちゃん側に寝返りを打っても先にフレームに当たるので、赤ちゃんを直接押し潰してしまうリスクが減ります。
すぐ近くで赤ちゃんの様子を見守りながら、安心して眠ることもできるので、私はとても育児用品のなかでも気に入って使っているアイテムです。
メリット2.
狭い場所でも赤ちゃんが眠る場所を確保できる
ベビーベッドやベビー布団よりも小さいので、部屋が狭くても赤ちゃんの眠る場所をしっかり確保できます。
ベッドインベッドは、大人の布団やベッドの上に敷いて使うことが多いので、新たに場所を確保したり模様替えをしたりする必要がありません。
赤ちゃんは頻繁に寝たり起きたりを繰り返します。その度に出したり片付けたりするのは大変ですよね。
ベッドインベッドなら、リビングなどの部屋に置いてもそこまで圧迫感がないので、出したままでも快適に過ごすことができます。
メリット3.
コンパクトで持ち運びができ、ベッドや布団以外の場所でも使える
メリット2でもあったように、ベッドインベッドはベビー布団よりもコンパクトなので、楽に持ち運びができます。
夜は寝室で、昼はリビングで、赤ちゃんを同じ環境で眠ってもらうことができます。
ベッドインベッドによっては、折りたたんでもっとコンパクトにできるタイプもあります。
バッグの形になるものを選べば家の外にも持っていきやすいので、旅行などで家以外の場所で眠るときも、赤ちゃんにはいつものお布団で眠ってもらうことができますね。
そこで実家では、ローテーブルの上にベッドインベッドを置き、日中はそこに赤ちゃんを寝かせていました。
長男に当たる心配がないこと、大人も長男もちょうど覗き込みやすい高さですぐに赤ちゃんの顔を見やすくなったことのメリットが増えました。
また、少し高いところに置いたことで、赤ちゃんを抱き上げるときの腰の負担も減ったように思えました。
里帰りを終えて家に帰ってからは、赤ちゃんが寝返りをするようになったので、床に置くようにしています。
デメリット1.
ベッドインベッドとして使用できる期間が短い
はじめにも触れましたが、ベッドインベッドが使用できるのは、赤ちゃんが寝返りをし始める4〜6ヶ月頃までです。
寝返りを始めるとフレームを乗り越えられるので、とても危険です。
寝返りができるようになったら、使用しないようにしましょう。
ベッドインベッドとして使用したあと、イスになったりお昼寝用布団にしたりすることもできますが、赤ちゃんが夜寝る場所を新たに確保しなければなりません。
ベッドインベッドを使い終わった後のイメージもしておく必要があります。
デメリット2.
フレームがあるので添い乳ができない
ベッドインベッドにはフレームがあるので、基本的には添い乳はできません。
ベッドインベッドの中にはフレームを取り外すことができるタイプもあるので、購入前のチェックポイントのひとつにフレームも見てみてください。
デメリット3.
大人が眠る場所が狭くなる
ベッドインベッドは大人のベッドや布団に置いて使うので、大人が寝る場所が狭くなるのもデメリットと言えます。
布団の場合は、布団の横に床置きできますが、ベッドの方は事前にサイズ感を確認してみましょう。
一口にベッドインベッドと言っても、色々なタイプがあります。
赤ちゃんの眠る場所としてはもちろん、その後どのような使い方をしたいかによって選ぶといいでしょう。
ここからは、ベッドインベッドの選び方のポイントをみていきます。
ベッドインベッドは、全面にフレームがあるタイプと、上半分だけフレームがついたタイプがあります。
【安全面に配慮したい方】
全面にフレームがあり、より高さがあるものを選ぶといいでしょう。
【おむつ替えなどのお世話をしたい方】
上半分のみにフレームがついたタイプがおすすめです。
赤ちゃんを寝かせても足はフレームから出るので、とてもお世話がしやすいです。
家の中で移動させたり、旅行などに持っていきたいと考えている方は、よりコンパクトに折りたためるタイプを選びましょう。
ベッドインベッドに取手がついたものや、バッグのような形になるタイプだと便利ですね。
CLICK▶︎折り畳みができて持ち運びしやすいタイプ
ベッドインベッドの他に、どのような機能があるかも注目したいポイントです。
ベッドインベッドとしての使用が終わった後、赤ちゃんのイスとして使えるタイプを選ぶと、より長い間活躍してくれます。
また、ミルクの吐き戻しが心配な方には、ベッドインベッドに少し傾斜がついたタイプがおすすめです。
そのほか、不意な寝返りが心配なときは、赤ちゃんを固定できるベルトがついたタイプだと安心して使うことができます。
CLICK▶︎おすわり期まで使えるチェアシートタイプ
ベッドインベッドを布団やベッドに置いて使う場合は、マットはそれほど厚い必要はありませんが、お昼寝のときにリビングに床置きした場合は、マットにある程度厚みがある方がおすすめです。
マットが柔らかすぎても、赤ちゃんがうつ伏せになったときに窒息してしまう心配があるので、レビューなどをチェックして厚みやかたさを確認しておきましょう。
私は長男の時はベビーベッド、次男はベッドインベッドを使用しました。
ベビーベッドの時は、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれている間は、気を使わずに私もベッドで眠ることができたので、疲れを癒すことができます。
しかし、赤ちゃんの睡眠状態を確認したいときにベッドを覗き込まないとわからなかったので、その都度私はベッドから降りる必要がありました。
また、ベビーベッドのときは授乳のために一晩に何回もベビーベッドから抱っこしたり置いたり・・・が大変でした。
そして長男が大きくなってきてからは寝相が悪く、すぐ柵に当たって起きてしまうようになったのでベビーベッドを卒業し、1歳前くらいには大人と同じ布団で寝かせています。
次男の出産を機に購入したベッドインベッドは、床に置いても大丈夫な硬さのものを選びました。
夜は私のすぐ横に赤ちゃんを眠らせることができたので、心配になってもちょっと頭を起こせば確認ができ、とてもラクでした。
授乳の際も、立ち上がらずに座ったまま抱っこできるので、体への負担が少ない!
生後8ヶ月になった今でもベッドインベッドをお昼寝用として使っていますが、次男の体格が大きめということもあり、縦も横もちょっぴり窮屈そうにしています。
が、次男はそれが心地いいようです。フレームに腕や頭が当たっていると安心感があるようで、ゆっくり眠ってくれています。写真の状態がまさにちょっとフレームにふれて安心している様子です。
ベビーベッドとベッドインベッドを両方使ってみて、私はベッドインベッドが合っているな、と感じました。
私はベッドインベッドを使ってよかった!と思っています。
安心して添い寝ができるベッドインベッドは、フレームの違いや機能の違いなどでたくさんの種類があります。
これからの赤ちゃんとの生活がより快適になるように、過ごし方をイメージしてピッタリ合うものを選ぶようにしましょう。
また、赤ちゃんを寝かせるときには、SIDS (乳児突然死症候群)のリスクを高めるといわれているうつ伏せ寝や横向き寝はさせないようにしましょう。かためのマットを選び、シーツなどがたるまないようにすることも大切です。ベッドインベッドをご活用の際は、使用上の注意を読んで正しく安全にご利用くださいね。
イラスト/ OlgaGriga.art