“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
赤ちゃんの爪と耳は、とても小さな部位なのでお手入れを恐がってしまうというママが多いようです。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
大人と違って、どちらも小さく軟らかいため、触るときの力加減もわかりませんよね。
ただ、爪が伸びていると、自分の顔や体を手で触った時に傷つけてしまうので、こまめにチェックして切ってあげることが大切。
耳も汚れが溜まりやすいので、毎日のお風呂上がりに水分を拭きとるついでに、汚れをとって清潔を保つようにしましょう。
どちらも、赤ちゃんが動いたりするなかで行うのは危ないので、赤ちゃんのご機嫌を見ながら、嫌がるような時は無理をせず、別の日にしましょう。
爪切りのタイミングは、「手のひら側から見て爪が見えるようになったら」が目安のひとつです。
大人の爪切りだと切りにくいので、先端が丸くなっているハサミ型の赤ちゃん用の爪切りがおすすめ。
ねんねの頃は横抱っこで、お座りができる頃にはママのお膝に座らせましょう。
その場合は対面にせず、大人が自分の爪を切るときと同じ向きにします。
少しの傷で出血がすぐに止まればそのままでOK。
なかなか血が止まらないときには小児科を受診しましょう。
赤ちゃんはもともと爪が薄く軟らかいので、お風呂上がりだと柔らかくなりすぎて深爪を起こしやすくなります。
眠っているときのほうが腕の力が抜けていて切りやすいですが、
突然ビクッと動いたり、泣き出すこともあるので用心しましょう。
真ん中から切るのではなく、まずは両角から切る。緩やかなカーブを描くように、数回に分けて切る。白い部分を少し残して深爪しないように。
お風呂やお風呂上がりのタイミングが◎。
赤ちゃんは耳の穴の入口から鼓膜までの距離が大人より短いので、綿棒で拭き取るときには入れすぎないように注意しましょう。
耳の外側と同様。洗い忘れが多い場所なので、忘れずに洗って。
溝に沿ってお風呂おで優しく洗ったり、ぬらしたガーゼで拭き取る。
穴の入口付近を軽く綿棒で拭う程度。奥まで入れると危険。
眠っているときは急に頭を動かしたり、月齢によっては寝返りをする可能性もあるので、起きていて機嫌のよいときにしましょう。
仰向けに寝た状態の赤ちゃんに対面して覆いかぶさるようにします。
誤って耳の穴深くに綿棒が入らないよう、頭をしっかり支えます。
耳あかは自然と奥から外に出てきます。
頑張って取ろうとせず、気になる場合は耳鼻科でとってもらいましょう。