“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
睡眠には、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)があり、2種類の睡眠が交互に繰り返されます。
大人は深い眠りの割合が7~8割弱ですが、赤ちゃんは2種類の睡眠の割合が半々くらいと言われています。
小さな音や振動で起きてしまうことがあるのは、ウトウトしている時間(レム睡眠)が長いからです。
睡眠は赤ちゃんの成長にとってとても重要です。
新生児はまだ昼夜の区別はつきませんが、生後3ヶ月を過ぎると体内時計が形成しはじめるので、
正常に発達するように生活リズムを整え、よい睡眠のための環境づくりをしてあげましょう。
睡眠サイクルを整える働きのあるホルモン、メラトニンは、日中日光を浴びると体内で作られ、暗くなると脳から分泌されます。
生後3〜4ヶ月になったら、朝はカーテンを開け、日中は外出して陽の光を浴び、夜は暗く静かな環境にして、体内時計が正常に発達するようにしましょう。
就寝は20時くらい、起床は(夜中の授乳時に起きることは含まない)6〜7時くらいが理想です。
何もしなくても自然に赤ちゃんの一日のリズムができあがるわけではないので、
最初はダメ元でも、大人が意識して徐々に生活リズムをつけてあげましょう。
身体の成長に欠かせない成長ホルモンは、ノンレム睡眠中に分泌されます。
20時を過ぎると分泌され始め22時〜2時頃にピークを迎えるので、その頃に深い眠りについていることが理想です。
ただ、赤ちゃんも大人のように、日によって寝られないことも。
成長ホルモンのことを考えれば、20時頃の就寝が理想ですが、リズムが狂うことが1日2日あっても、即、成長に影響することはないので安心してください。
ですが、大人の生活に合わせさせたり、赤ちゃんの気ままにさせて、常時「夜型」になってしまうのはNGですよ。
積極的に話しかけたり、あやしてあげると良いでしょう。
生後2〜3ヶ月になったら、お散歩や、ママサークル活動などに参加して積極的に外出を。
赤ちゃんを寝かしっぱなしにせずに、どんどん刺激を与えてあげて。
それまで積極的にあれこれやっていて、「さあ20時になったからおやすみ!」は無理なので、部屋を暗くする・静かにするなどして、眠りやすくしてあげましょう。
理由がはっきりしない「泣き」は「不安泣き」とも言われます。
ぐずって寝ない時、起きてしまった時は、抱っこして安心させてあげましょう。
おっぱいを含ませたり、軽くトントンしてあげるのもおすすめ。
監修:矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院院長兼助産師23年間で取り上げた赤ちゃんの数は約4000人。心と体で感じる健康的なお産のサポートをおこなています。