“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
目と鼻の間には「鼻涙管」という涙が目から鼻に流れ落ちる管があります。
赤ちゃんは身体が小さいぶんその管も細いため、涙が詰まりやすく水はけが悪い状態になりがち。
このせいで目に涙が溜まってしまい、目やにが出やすくなるのです。
ただ、量がやたら多く、黄色や黄緑色の目やにが出る場合には、感染や逆さまつげなど別の要因も考えられます。
「赤ちゃんは目やにが出やすいものだから・・・」と放っておかず、目やにの状態をきちんと観察することが大事です。
赤ちゃんの目やにの原因は大きく分けて3つ。
目やにの状態をよく観察して、放置しないようにしましょう。
目から鼻に流れる涙の通り道が詰まると、いつも涙目だったり、目頭に白い目やにが少量見られます。
目頭のマッサージが効果的です。
一般的にはお座りができる頃にはよくなりますが、マッサージで改善せず、長引く場合には必ず受診を。
細菌やウイルスに感染すると結膜炎になります。
拭いてもすぐに出てくる、目頭から目尻までべったり、目が開けられないほどの多量の目やにが、出る場合や、黄色や黄緑色の目やに、白目が赤く充血するなどの症状が出た場合は受診をしてください。
まばたきのときに不快な表情をする、しきりに手で目の付近をさわる、涙目、目やに、白目の充血などが見られる場合は、逆さまつげが疑われます。
一時的なケースもあるのですが、自己判断は難しいので、医師に相談しましょう。
赤ちゃんの目に触れるときは必ず清潔な手で。
ケアの後も、石けんで手をきれいに洗いましょう。
清潔なガーゼで、目尻から目頭に向かってやさしく拭き取ります。
取りづらい場合は湯に浸したガーゼで。
一度拭いた部分で他のところを拭くのは避けて。
鼻涙管の詰まりが原因で目やにが出るときに効果的。
赤ちゃんの目頭に、ママの手の人差し指か中指の指の腹をあて、軽く円を描くようにやさしくなでます。
赤ちゃんの目を上下にやさしく広げ、点眼薬を1~2滴たらすのが一般的ですが、用法容量については医師または薬剤師の指示に従いましょう。
監修:矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院院長兼助産師23年間で取り上げた赤ちゃんの数は約4000人。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。