“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
”はいはい” が始まるのはいつ頃からかな?と気になっているパパママも多いでしょう。
昔から”はいはい”する子は丈夫に育つといわれていますが、実際にいつ頃からはじまり赤ちゃんの発達にどのように影響するのでしょうか。
助産師の矢島床子先生に聞いてみました。
一般的に赤ちゃんは8ヵ月ごろになるとお座りができるようになり、”はいはい” がはじまります。
”はいはい”は、体全体の筋力や骨格、脳などの発達を促し、丈夫な体の基盤を作るうえでとても重要な運動といえます。
「早く立たせたい、歩かせたい」と焦るママもいますが、成長には個人差がありますし、"はいはい"も大事な成長課程のひとつ。
8ヵ月ごろになって”はいはい”をするようになったら、思う存分”はいはい”をさせてあげましょう。
そのために、赤ちゃんが”はいはい”しやすい環境づくりも必要です。
床になるべく物を置かないようにしたり、危険な物がないか確認して、スペースをとってあげましょう。
ただ、なかには”はいはい”をせずにいきなり立つ赤ちゃんもいます。
”はいはい”をしなくても身体機能に悪影響はないので、安心してくださいね。
一般的には四つばいで、腕を進みたい方向に伸ばし、
膝を曲げた状態で前進する動作を”はいはい”と呼びます。
筋力、骨格、脳、内臓など、さまざまな発達に影響を与えます。
見たものを認識して、欲しい・触りたいという欲求を駆り立て、移動して、手を差し出し、指で握るという一連の行動は、脳の発達の現れ。
また手先・足先を使うことで脳神経を刺激する。
全身を使って運動することで心肺機能が高まる。
腕と脚で体幹を持ち上げ、全体重を支えながら前進するので、腕と脚、股関節周囲の筋力アップ、骨の発達を促す。
バランスをとりながら四つばい姿勢を保つことで、筋力アップとともに骨の発達を促す。
また、首を上に向けた姿勢は首まわりの筋肉、骨を鍛える。
横隔膜の収縮力と、腹筋、背筋の弾力性が向上。
それにより、内臓機能の発達を促し胃腸の消化吸収能力を高める。
"はいはい"の原動力は、赤ちゃんの「好奇心」。
好奇心を刺激し、"はいはい"しやすい環境を作ってあげましょう。
"はいはい"のスペースを作ってあげる
部屋の中に"はいはい"しやすいスペースを作りましょう。
部屋にスペースを作るのが難しい場合は、芝生の公園や児童館など"はいはい"ができるところに赤ちゃんを連れて行ってあげましょう。
赤ちゃんの目線に興味をそそるものを置く
はじめは赤ちゃんをうつうつぶせにさせて、手を伸ばせば触れるくらいの位置にママが腹ばいになり、手を叩いたり、声をかけてあげる。
または、赤ちゃんがちょっと移動したら届くくらいの位置に、好きなおもちゃを置いてあげて、興味を引いてみましょう。
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監修:矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院院長兼助産師23年間で取り上げた赤ちゃんの数は約4000人。心と体で感じる健康的なお産のサポートをおこなています。