子どもが野菜を食べないのは、なぜ?野菜嫌いの理由と工夫の仕方

赤ちゃん 野菜
2019/06/29 2023/06/21 babyco編集部 babyco編集部

苦手な野菜を見るとお子さんがイヤイヤして、せっかく作った離乳食や幼児食を食べてくれない…と悩んでいるママ。子どもによって苦手な野菜はそれぞれ違いますが、じつは共通の理由があるのです。
赤ちゃんが野菜を嫌い(苦手)な理由と、野菜嫌いの克服に一歩近づく調理のアイデアをご紹介します。

野菜嫌いのワケは「苦味」や「香り」、「 食感の違い」にあった!

中と外の食感が違う?

赤ちゃんにいろんな野菜を食べさせてあげたいけれど、にが〜いピーマンなど大人でさえ苦手な方がいる食材を子どもがきちんと食べてくれるのか不安ですよね。

大人よりも味覚が敏感な赤ちゃんは、野菜の「青臭さ」「強烈な苦味や香り」「食感の違い」をよく感じ取ります。babycoで“野菜の好き嫌い”に関するアンケートを取ったときは、以下の5つの野菜が苦手な野菜にランクインしました。みなさんのお子さんはいかがでしょうか?

第1位 トマト
第2位 ピーマン
第3位 なす
第4位 ほうれん草
第5位 パプリカ

トマトやなすのように、皮は張りがありパリッとしているのに実はぐじゅぐじゅしている、という食感の違いが苦手な子がじつは多いのです。ほうれん草は独特のエグみや青臭さがありますし、ピーマンは苦みや香りが強いことを考えると、理由とランキングの結果の結びつきがわかりますね。

離乳食期は食欲が旺盛なので比較的なんでも食べてくれますが、はじめて食べる野菜の味、香り、食感にびっくりして食べたがらないことも。赤ちゃんにいろんな野菜をおいしく楽しく食べてもらえる工夫を一緒に考えてみましょう!

 

野菜がパクパク食べられちゃう!4つの調理アイデア

野菜嫌いの克服への近道は、「見た目」や「自分で食べる機会」もポイントです。これからご紹介するアイデアをひとつひとつ試してみて、お子さんのペースを見ながら野菜を身近に感じてもらえるようになれたらいいですね♪

 

工夫① 野菜の形や離乳食の 見た目を変えてみよう!

にんじんのお花やハートのピーマン おめめを合わせながらパクパクもぐもぐ
丸や四角、お花などいろんな型で野菜を抜いてシルエットをかわいくしてみましょう♪ 食パンを動物の抜き型で抜いて野菜ペーストをぬってはさんだり、ロール状にしたりしてみて。見た目を変えるだけでも、赤ちゃんは興味津々です。
 

工夫② 後期・完了期の赤ちゃんおやつに 野菜を混ぜてみよう!

「野菜が入っていたんだよ!」と赤ちゃんにタネ明かししてみて
食べる量も、食べられる野菜の種類も増える後期や完了期には、「おやつ」がスタートします。お肉と混ぜてナゲットにしたり、蒸しパンに入れて食べやすくしたりして、野菜入りだとわからない工夫をしてみるのも◎。
 

工夫③ 「手づかみ食べ」で、自分で野菜を食べる機会を作ろう!

1歳や2歳頃になって「手づかみ食べ」が進むようになったら、野菜入りポテトなどをスティック状にして手づかみ食べさせるのも効果的。「いっぱい食べられたね!えらいね!」とたくさんほめてあげましょう。自分で食べられたこと、野菜を食べられたことをほめられると、成功体験が増えて野菜が大好きになります。

 

【babycoおすすめの手づかみ食べのレシピ】

【後期】「ほくほくポテト」
旬の新じゃがにツナのうま味がほんのりアクセント
 
【後期】「モチモチ大根もち」
大人レシピも一緒に作れる取り分け離乳食!
 

工夫④ 季節ごとの「旬の食材」で 食べ物のおいしさを伝えよう

夏はトマトやスイカ、秋はかぼちゃや栗…と、野菜やくだものにはその食材がもっとも新鮮でおいしい「旬の時期」があります。素材そのものの味を生かす離乳食では、甘みや栄養がぎゅっと詰まった旬の食材が大活躍! りんごやさつまいもなどさまざまな品種がある食材は、赤ちゃんと一緒に食べ比べしても楽しいですね◎

旬の食材には、赤ちゃんにとって次のようなうれしいことがあります。

旬以外の時期に比べて栄養価が高く、体にいい
素材の味や香りをしっかり感じることができる
旬の素材を通じて、四季を感じるきっかけにも

季節別 旬の食材カレンダー

は初期〜 は中期〜 は後期〜 は12ヵ月以降〜

春(3〜5月) 夏(6〜8月) 秋(9〜11月) 冬(12〜2月)
いちご オクラ かぼちゃ かぶ
玉ねぎ きゅうり にんじん キャベツ
グリンピース トマト さつまいも 小松菜
サヤエンドウ なす じゃがいも 白菜
菜の花 メロン ぶどう ブロッコリー
そら豆 とうもろこし しいたけ ほうれん草
たけのこ さやいんげん しめじ りんご
グレープフルーツ モロヘイヤ まいたけ カリフラワー
  レタス   ごぼう
  えだ豆   セロリ
  ピーマン・パプリカ   れんこん
  グリーンアスパラガス   マッシュルーム

※赤ちゃんが食べられる時期は、すりつぶしたりやわらかくしたり、離乳食調理をした場合の目安です。旬の時期は目安です。

 

秋が旬の取り分け離乳食レシピを作ってみよう!

りんごとさつまいもの煮物

りんごとさつまいもの煮物

● 材料(作りやすい量)

りんご 1/2個
さつまいも(中サイズ) 1/2本
水 200ml

● 作り方

.りんごは皮をむいて3等分のくし切りにする。3mm厚さに切って、さらに4等分に切る。さつまいもは皮をむいて5mm厚さの輪切りにする。
.耐熱容器に、水大さじ4を入れて500Wの電子レンジで3分加熱する。鍋に移して残りの水も入れ、水分を飛ばしながらかき混ぜる。

→ココで取り分け!(初期から食べられます)
赤ちゃん用にりんごとさつまいもを少量取り出し、すりつぶして器によそう。

 

お子さんの野菜嫌いは、「私たちは食べられるのに、どうして食べてくれないの?」と大人目線で見てしまいがちですが、赤ちゃんにとってはぜ〜んぶはじめて経験する食べもの! 味や香りにびっくりするのは当然と思えば、少しは気持ちが軽くなりませんか♪

ママやパパにも、子どものときはおいしくないなぁと思っていたものが、大人になったら大好きなものに変わった経験があるのではないでしょうか。味覚は年齢を重ねるごとに少しずつ慣れていくものです。ずっと続く問題なのではと考えすぎず、ゆっくりようすを見てあげてくださいね。

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