“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
赤ちゃんは抵抗力が弱いので、熱を出すこともしばしば。 発熱の原因はウイルスや細菌による感染症がほとんどです。 体内に入ったウイルスや細菌と闘うために体は体温を上げるので、熱が出ても慌てずに、適切なケアをして赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
また、赤ちゃんは体温調節機能が未熟ということもあり、衣類の着せすぎや布団の掛けすぎなどで熱がこもって発熱する場合もあります。 こまめに体温調節を心がけましょう。
普段から検温を習慣にして赤ちゃんの平熱を知っておくといいですね。
熱の上がりはじめは寒気を伴うので、温めます。 熱が上がりきると暑くなるので、衣類や布団を減らして涼しくして。
「熱が高いから温かくしておかなきゃ」と厚着させるのはNG。
熱が高いと脱水症も心配です。湯冷まし、お茶などで水分補給を忘れずに。
一回量が多いと吐き戻すこともあるので、少しずつこまめにあげましょう。
上記の”熱以外の症状”や、ぐったりして元気がない、水分が摂れないなどの場合には受診を。
元気で食欲もある場合は翌朝まで様子を見て。 3ヶ月未満の赤ちゃんは様態が急変することもあるので、発熱した時点で受診を。
解熱剤は医師の判断で、高熱でぐったりしていたり、眠れない、食欲がないなどの場合に使われます。
医師に用法用量(熱が何度以上、回数、時間など)をよく確認し、指示に従って使用しましょう。