“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
生まれてすぐの赤ちゃんの目は、ぼんやりと見える程度です。
けれど、おっぱいを飲んでいる位置からママの顔までの距離は焦点が合い、ママの顔をしっかりと認識できています。
3~4ヵ月になると、人の顔やおもちゃを目で追ってみる「追視」をするようになり、半年を過ぎると急速に視力は発達。
人見知りや夜泣きが始まる原因のひとつとも言われています。
そして1~3歳にかけて、ほぼ1.0の視力に到達します。
赤ちゃんの視力は、脳の発達にもつながっています。日頃から積極的に声をかけながら、いろいろな物を見せたり触れさせて、五感を刺激してあげましょう
新生児 | 近視と乱視が混ざった状態で、視力は0.01~0.02程度。 緑、赤、青などはっきりした色の識別はできています。 |
3ヶ月 | だんだんと焦点が合うようになり、追視が始まります。 視力は0.05程度。 |
6ヶ月 | 視力は0.05~0.08程度になり、ものや人の顔の識別、奥行きや遠近感も把握できるようになります。 |
「○○ちゃん」「こっちだよ」と声をかけながら手をたたいたり、ガラガラなど音の鳴るおもちゃを振ってあげましょう。メリーにスカーフやおもちゃをつけてアレンジしたり、たて抱っこをしながら家の中を散策するのもおすすめです。
絵本を読み聞かせてあげましょう。その際、手触りが楽しめる絵本を選んだり、ママが歌ってあげると、触覚や聴覚の刺激にもなり脳の発達も促します。また、赤ちゃんの顔をみながらベビーマッサージを行って気持ちいい刺激も与えてあげて。
歩くことができるようになったら、外遊びを積極的に取り入れましょう。公園や広場などを自由に走りまわることで、奥行きや遠近感なども把握できるようになり、動体視力も養われます。また、自然に触れて五感も刺激しましょう。
生後半年たって下記のような状態の場合、斜視などの可能性もあるので、一度小児眼科で診てもらいましょう。
◆ものや人を追いかけてみない
◆目の玉の場所が右と左で違っている
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監修:善方裕美先生
よしかた産婦人科・副院長、産科医、日本産婦人科学会認定医、日本女子医学会専門医。分娩、育児環境、更年期などを専門にし、かながわ母乳の会世話役など幅広く活動。3人のお子さんを持つ現役ママ。
イラスト:大迫緑