生まれも育ちも生粋の福岡県民。令和2年生まれの男の子を子育て中。7年間、調剤薬局事務員として勤務した後、未経験からイラストレーターとして活動。趣味は山登り。夢は、こどもと山登りに行って頂上でおにぎりを食べること。
Instagram:@hotter_jr
日差しが強くなってくると気になるのが日焼けや紫外線。
赤ちゃんにも日焼け対策が大切なのはわかっていても、正しくできているか心配になることはありませんか?
いつから必要なのかな? という素朴な疑問をはじめ、赤ちゃんの日焼け対策や対処法、日焼け止めの選び方をご紹介します。
赤ちゃんの日焼け対策をバッチリしてあげたい方必見です!
赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
おとなと比べて皮膚が薄く、紫外線による悪影響を受けやすいため、強い日差しを長時間浴びることは避けましょう。
紫外線は1年のなかで4月5月ごろから増えはじめ、6月〜8月にピークを迎えます。
日焼けは一種のやけどの状態なので、赤ちゃんによっては皮膚が腫れたり、水ぶくれができたりすることも。日焼けから肌トラブルが起こってしまう前に、しっかりと日焼け対策をしてあげましょう。
乳児には、基本的には必ず日焼け止めを塗る必要はないとされていますが、気になる方はこの記事を参考に塗ってくださいね。
<参考>
環境省 紫外線環境保健マニュアル2020
環境省 令和2年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書
「日焼けをしてからでは遅い」と言われる日焼け対策。
具体的にどのように日焼け対策をすればいいのでしょうか?
この記事を書いている筆者も、現在1歳児を子育て中なので、体験も交えてご紹介します!
午前10時〜午後2時までが1日のうち最も紫外線量が高くなります。
この時間帯には、できるだけ屋外での遊びやお散歩は短めにして、室内で過ごすようにしましょう。
筆者が夏場に抱っこ紐で外出をするときは、日傘をさして赤ちゃんに日影を作ったり、ベビーカーのときはサンシェードを広げて直射日光が当たらないようにしていました。
特に真夏日、猛暑日は熱中症対策を含めて外出の時間帯には気をつけたいところですね。
首元に、日よけタレがついた「たれ付き帽子」を被せたり、通気性のいい長袖を着せて肌の露出をなるべく避けましょう。
帽子は、日焼け対策だけではなく熱中症対策にもなります。
大きすぎると赤ちゃんの視界を遮ってしまうので、筆者が最初にたれ付き帽子を買ったときは、店頭で被せてみて、ゴム紐がついていたりズリ落ちたりしないかなどを確認して買いました。
そうした安全性にも配慮して帽子を選べるといいですね。
「部屋や車の中だから大丈夫」と思っていると、窓から差し込んでいる紫外線でうっかり日焼けをしてしまいます。
部屋の中ではUVカットカーテンを使用したり、車の窓は閉めてあげましょう。最近の車の窓ガラスはUVカット仕様になっているので過度に心配する必要はありませんが、サンシェードを付けたり、帽子をかぶせてあげるといいでしょう。
<参考>
JAF 「車に乗っていれば、日焼けしない? 車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました」
日焼け止めは、赤ちゃんも使うことができます。
と心配になることもあるかもしれません。
赤ちゃんの日焼け止め選びや日焼け止めの塗り方にはポイントがあります。
これから赤ちゃんの日焼け止めを買う方は、ぜひ参考にしてくださいね。
必ずベビー用を選ぶようにしましょう。
筆者は、赤ちゃんの肌への負担を減らすために、以下のような日焼け止めを選んでいます。
①紫外線吸収剤無配合
(ノンケミカル)
②無香料
③無着色
◆パッチテスト済み
◆アレルギーテスト済み
と記載されている製品は、低刺激な製品ですのでおすすめです。
水遊びをするときに使用する日焼け止めは「耐水性」や「ウォータープルーフ」の表示があるものを選びましょう。
気になるSPFの数値ですが、高ければ高いほどいいというものでもありません。
【SPFとPAの目安】
日常使い…SPF15~20、PA++
レジャー…SPF20~40、PA++~+++
日焼け止めは、外に出る前に塗りましょう。
日焼け止めは十分な量を塗って効果を発揮します。
1度塗りだと塗りムラができてしまいがちなので、説明書にある使用量を守りながら、2度塗るのがオススメです。
【顔】
クリーム状にでるタイプの日焼け止めは、パール粒 1 個分、液状にでるタイプは、1 円硬貨 1個分を手のひらに取ります。 おでこ、両頬、鼻、あごの5点に日焼け止めを置いて、たっぷり伸ばします。
【体】
腕や足などには、容器から直接、直線をかくようにつけてから、手のひらでらせんを描くように塗り広げます。
日焼け止めを塗るときは、「うっかり日焼け」が起きやすい部分から塗っていくと塗り忘れが防げます。
▶首の後ろ、耳、手足の甲、ひじやひざの周り、肩の上など。
汗で流れたり衣類と擦れることで日焼け止めは落ちてしまうので、筆者は2〜3時間ごとに塗り直しをしてあげています。
日焼けは一種のやけどと同じ状態と言われています。
日焼けをした後の赤ちゃんの肌は特にデリケートになりやすいため、すぐにアフターケアをしてあげることが大切です。
赤ちゃんの肌トラブルについてさらに詳しく知りたい方こちらから
CLICK▶︎赤ちゃんの汗対策!あせもは夏だけじゃない!
CLICK▶︎肌トラブルの原因! 赤ちゃんの”汗”そのままにしていませんか? <助産師監修>
赤ちゃんが日焼けしてしまったら、まずは冷やして日焼けのほてりを鎮めましょう。
患部を冷やす場合は、以下のような方法があります。
◆冷たいタオルやガーゼで冷やす
◆弱い水圧にしたぬるめのシャワーを流す
◆タオルでくるんだ保冷剤や氷水を入れた氷のうを当てる
<参考>ユースキン肌育研究所
日焼けをした赤ちゃんの肌はとても乾燥しています。
いつもよりたっぷりと保湿してあげましょう。
保湿剤を塗るときもゴシゴシ塗らず、日焼け止めと同じように、顔や体に点で置いて優しく塗り広げてあげましょう。
赤ちゃんの乾燥肌についてさらに詳しく知りたい方こちらから
CLICK▶︎乾燥しやすい赤ちゃんにとって大切な保湿
日焼けをした後は体から水分が失われがちになるので、飲み物でしっかりと水分補給をしてあげましょう。
特に赤ちゃんは汗をかきやすいため、脱水症状には注意が必要です。
赤ちゃんの場合はカフェインが入っているものを飲むことはあまりないでしょうが、カフェインは利尿作用があります。
必ず水やカフェインが入っていないものを摂るようにしましょう。
日に当たった直後だけでなく、1日を通してこまめに水分補給するのがおすすめです。
猛暑日も増え、紫外線も強くなっているので、ますます赤ちゃんの日焼け対策は大切です。
赤ちゃんの日焼け対策をチェックリストにまとめましたので、ぜひお役立てください。
また、アフターケアをしても赤ちゃんが痒がったり、湿疹や水疱が出てきた、発熱があるといったときは、かかりつけの病院や皮膚科に行くようにしましょう。
ベビーカーでシェードをしていても日焼けをしてしまうほどの暑い日が続いています。
「ビタミンD」といった観点ではある程度必要な日光浴ですが、正しく日焼け対策をして、アクティブな夏をお過ごしくださいね!
\こんな記事も読まれています/
▶肌トラブルの原因! 赤ちゃんの”汗”そのままにしていませんか? <助産師監修>
イラスト/堀田佳乃子