妊娠9カ月のママへ vol.1

妊娠中毒症や早産に気を付けて

これまでお腹の中で自由に動いていた赤ちゃんも、この頃になると頭を下にした頭位で落ち着き始めます。定期健診で頭位の状態を確認し、頭位が定まっていなければ、頭位を下にするストレッチなどをドクターが指導してくれるでしょう。

赤ちゃんが大きくなる分、ママも胃や心臓が圧迫されて、食事が一度に進まないこともありますが、栄養バランスのよい食生活を引き続き心掛けましょう。特に、塩分の撮りすぎは妊娠高血圧症(妊娠中毒症)の原因にもなるので気を付けて。薄味を心掛けることは、母乳や産後の赤ちゃんの食生活にとってもよいことですよ。母乳は血液から作られるので、血液サラサラを目指したて健康的な食生活をおくりましょう。

また、お腹に強いはりを感じたら、ドクターに相談しましょう。お腹のはりは、子宮の収縮によって起こりますが、収縮しすぎると早産になってしまうこともあるので、内服薬を処方してくれたり、入院して点滴をしたりといった処置をとってくれます。

バストケアは、産前と産後で方法が違う?!妊娠期の正しい方法でケアしましょう。

この時期になると、産院によっては、乳頭の状態をチェックしてくれ、マッサージなどの母乳指導を行ってくれますが、バストケアは自分でも行うことができますので、リラックスタイムなどを使ってやってみましょう。
妊娠中のバストケアの目的は、母乳の分泌をよくして授乳をスムーズに行えるようにするもの。乳房の中の乳管がつまっていると、乳腺炎になってしまうこともあります。
また、乳首も赤ちゃんが吸いやすいようにほぐすようにします。乳首の状態には個人差がありますから、自分の状態をよくチェックしてみましょう。



<まずは乳首の状態をチェック!>
♪乳首が小さいなら……赤ちゃんが舌を巻きにくく、何度も吸うために傷つきやすいのが特徴です。しっかりと乳頭マッサージを行い乳首を鍛えます。保湿ケアもしておくといいでしょう。

♪扁平乳首なら……乳首があまり出ていない扁平の状態でも、乳首がよく伸びれば大丈夫。赤ちゃんが舌をからめやすいように、マッサージで伸びをよくします。

♪乳首が大きいなら……赤ちゃんの口に収まりやすくなるよう、乳首をマッサージでほぐして、やわらかくしておきましょう。

♪陥没乳首なら……乳房の内側に乳首が入っていしまっていたら、乳頭吸引器などで乳首を外に出せるので心配いりません。

マッサージをするときは、肌を刺激しすぎないよう、専用のオイルやクリームを使いましょう。特に乳頭や乳輪はとても繊細です。オイルやクリームを使えば保湿効果もえられて、傷つきにくくなりますよ。入浴後の血流がよいときに行うと効果的です。

バストケアは、産前と産後では方法が異なりますから、正しい方法を知っておきましょう。早産の気がある人は、必ずドクターに相談してからマッサージを行うようにしてください。マッサージの方法はいくつかありますから、産院の指導を優先させましょう。

<乳輪・乳頭マッサージ>
片方の手で乳房を支え、もう一方の手の親指、人差し指、中指を使って乳首をつまみます。そのままゆっくりと、位置や角度を変えながら乳頭に圧をかけます。約1分、乳首が硬ければ2~3分が目安です。次に乳頭を左右にねじるようにもみほぐし、最後に乳首の根元から引っ張りながらもみます。

<乳房マッサージ>
乳房の底側を外側から内側に向けてやさしくなで、血液循環をよくします。横方向、斜め、上方にまんべんなく乳房を寄せたり持ち上げたりして母乳の分泌促進をはかりましょう。乳腺を傷めないようにソフトに行うこと。わきの下にもリンパがたくさん流れているので、やさしく行うのがポイントです。

バストケアは、あまりやりすぎると子宮を刺激してしまい、お産がすすんでしまうこともあるので、お腹がはったかな? と感じたら、いったんやめて、また翌日など時間をおいてから行うようにしましょう。おなかのはりは、赤ちゃんとママの状態のサインですから、おなかがはったらまずは安静にするのが大切ですよ。