<助産師監修> 母乳育児をしたいママのお悩みを助産師さんに質問! 陥没乳頭、小さなバスト……私でも大丈夫?

出産したら母乳育児をしたいなと思っているプレママ。
母乳でちゃんと育てられるのかな? 母乳はちゃんと出るかな? おっぱいが小さいけれど大丈夫? 
妊娠中にはいろんな不安が出てきますよね。そんな不安、専門家に聞いてしっかり解消しちゃいましょう!
プレママから寄せられたお悩みに、助産師さんにお答えいただきました。

桶谷式母乳育児推進協会 母乳ではぐくむ

Q:妊娠したのに乳房が大きくなりません。母乳はちゃんと出ますか?

おっぱいの形は人それぞれ。もともと大きい人もいれば小さい人もいますよね。 

妊娠6〜7ヵ月ごろからバストが2カップぐらい大きくなるママもいますが、個人差もあって必ずしも大きくなるとは限りません。おっぱいの大きさと母乳の量はまったく関係なく、大きくならないからといって母乳の出を心配する必要はありません。 

出産すると母乳を出すためのホルモンプロラクチンオキシトシンが分泌されて、母乳が出るようになります。そして赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれると、母乳分泌スイッチがオン! 
すると、さらに母乳分泌がよくなって赤ちゃんが必要としている量の母乳が出るようになってきます。 

授乳をしてから、おっぱいが大きくなってくるというママもいますよ。 

母乳が出るPoint!

① 出産後すぐに赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうこと
② できるだけ多くの回数を吸わせて
③ 3時間以上、間を空けないように
④ 左右同じように吸わせて

 

出産前に知っておきたい「初乳」のこと

出産後に初めて分泌される母乳のことを「初乳」と言います。

「母乳が出るPoint!」の①で紹介した
「出産後すぐに赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうこと」は、この初乳を赤ちゃんに飲んでもらう上でも大切です。
初乳は母乳のなかでも特別な存在で、赤ちゃんに必要な免疫物質がたっぷりと含まれています。

Click▶︎母乳育児のはじまり、「初乳」についてはこちら

赤ちゃんにとって大切な初乳について知っておくと、母乳育児がスムーズにスタートできるはず。妊娠後期のママは特にチェックしてみてくださいね。

Q:私の母も母乳が出なかったです。母乳で育てるのは無理?

母乳で育てる遺伝の影響

「母乳が出る/出ない」が遺伝することはありません。母乳の出は、産後すぐは赤ちゃんにいっぱい吸ってもらうことが大切で、それをきっかけに母乳がで始めたら、赤ちゃんが必要とする母乳の量(需要)とマの体で分泌される母乳の量(供給)のバランスが整うかどうかがポイントです。
赤ちゃんとママの生活リズムがあわさっていくことで、母乳の分泌量は整っていきますよ。

桶谷式母乳相談室でもママの体を整えるためのコツを学べ、授乳のコツを教えてもらって、授乳の練習ができるんですよ。 

産後はできるだけたくさんの回数の授乳をするようにしてくださいね。 

母乳が出るようにする方法はありますから心配しないで! 

母乳が出にくいと感じたら、それは日常生活に原因があるかも…… 

▶︎ ストレス 

▶︎ 睡眠不足 

▶︎ 疲労 

▶︎ 栄養不足 

▶︎ 貧血など 

母乳育児中は周囲からのプレッシャーや睡眠不足による疲労など、いつもとは違う環境でママのストレスが多くなってくることもあると思います。 

産後1ヵ月間は赤ちゃんとの生活リズム作り

赤ちゃんが必要とする母乳の量(需要)とママの体からの母乳の分泌量(供給)のバランスが整うかどうか?は、赤ちゃんとママの生活リズムをあわせながら整っていきます。

ママの生活リズムに赤ちゃんがあわせられないのは当然ですから、赤ちゃんのリズムにママがあわせて体を休めるようにしましょう。赤ちゃんがお昼寝しているときに、ママが一緒にお昼寝したっていいんです。そして、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったときにあげて、また一緒に休む。そうやって徐々に生活リズムを掴んでいきます。
産後1ヵ月間は産褥期といってママにとっても大切な時期です。あせらずゆっくり、親子の生活リズムをあわせていきましょう。

Click▶︎産後1ヵ月が決め手?母乳育児&赤ちゃんとの生活リズム

困った時には専門家に相談したりして、少しでもストレスを軽減して、楽しい母乳育児をしていきましょうね。 

 

Q:乳首の形が凹んでいます。赤ちゃんはちゃんと飲めますか?

おっぱいの形が人それぞれなのと同じで、乳首(乳頭)の大きさや形も人それぞれ。 

乳首の形が陥没していたり、扁平だったりと、赤ちゃんが飲みにくそうな状態だと悩んでいるプレママもいるかもしれません。 

どんな形の乳頭でも、赤ちゃんを母乳で育てることはできます! 

いろんな形の乳頭(扁平乳頭・陥没乳頭)

赤ちゃんがしっかりと乳輪から乳首をくわえ込むことができれば、母乳を飲むことはできるんですよ。 

赤ちゃんの口を大きく開けて、乳輪からまぁるく含ませることがコツ。含み方が浅いとしっかり飲むことができず、乳首のトラブルになることもあります。しっかりと赤ちゃんの唇がアヒルのように広がって、乳房に大きく吸いついているようにしてみてください。 

母乳をあげているうちに乳首が出てくることもありますよ。 

正しい母乳の飲ませ方


Click!| 
<助産師監修> 母乳が出る仕組みって?おっぱいの形や大きさは母乳の出とは関係あるの?

Click!【助産師監修】母乳の“正しい飲ませ方”知ってますか?


Q:お産後はいつ頃から母乳をあげたらいいですか?

赤ちゃんは産まれてすぐに自ら母乳を飲もう!とするんですよ。 

生まれてから1〜2時間の赤ちゃんの目がしっかりと開いている時間のことを『新生児覚醒期』といって、赤ちゃんが最も冴えている時なのです。 

この時期は赤ちゃんがおっぱいの味や乳頭の感触を覚える大切な時間で、ママに抱っこされながら、初めて触れた外の世界に慣れようとしているんです。そのタイミングで母乳をあげるといいですね。 

生まれたばかりの赤ちゃんは 

▶︎ 吸う力 

▶︎ 探す力 

▶︎ 匂いを嗅ぎ分ける力 

▶︎ 味を識別する力 

をちゃんと持っています。 

初めての授乳は産褥早期であればあるほどいいと言われています。赤ちゃんに吸われる刺激がその後の母乳分泌に影響してくるので、すぐには上手に飲めなくても、赤ちゃんに何度でも乳首を含ませて吸わせてみることが大切です。 

 

Q:母乳育児が赤ちゃんを感染から守るというのは本当ですか?

赤ちゃんを感染から守る母乳育児

生まれたばかりの赤ちゃんはウイルスや細菌に対しての抵抗力が弱く、とっても未熟。感染症にかかってしまうリスクが高いのです。 

その感染症から守ってくれるのが母乳! 

母乳には免疫グロブリンラクトフェリンオリゴ糖ムチンリゾチームなどたくさんの免疫物質が含まれていて、赤ちゃんを積極的に感染から守ってくれるのです。母乳は赤ちゃんにとって、生まれて初めての予防接種のようなもので、母乳を飲むことでかかったとしても早く治ると言われています。 

母乳に含まれている免疫物質が赤ちゃんの消化管にバリア機能をアップして、消化管へのウイルスや細菌の付着を防ぎ、病原体を戦う力を高めてくれるのです。特に生まれてすぐに出る初乳には、免疫物質がとても多く含まれています。 

だからこそ、生まれてすぐに赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらって、母乳をあげることが大切なのです。 

Click! 初乳と成乳と赤ちゃんの免疫

 

桶谷式母乳育児相談室

ママの母乳育児関する悩みには

おっぱいが出ていないみたいで不安
おっぱいが痛い
赤ちゃんがうまくおっぱいを飲めていないみたい

など、たくさんありますよね。

そんなママの悩みを解決してくれるのが、桶谷式の助産師の方々。授乳や搾乳の方法など母乳育児に関することなら、なんでも答えてくれるエキスパートなんですよ。

例えばおっぱいが出にくいという悩みには、オリジナルの乳房マッサージで柔らかくしておっぱいを出やすくしてくれたりもします。

今回はそんな桶谷式の助産師さんたちに、ママたちのお悩みについて質問してみました。

直接悩みを相談したい!というママは、全国約330箇所にある「桶谷式母乳育児相談室」に、気軽に相談することもできますよ。

  授乳や搾乳の指導も行っているので、以下「OPPA!」 から気軽にご相談ください。

桶谷式母乳育児ままサポートサイトOPPA!

桶谷式って?

桶谷式母乳育児とは助産婦・桶谷そとみ(1913-2004)が考案した乳房マッサージと母乳育児方法で正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。

第2次世界大戦の最中、母乳が足りず栄養状態が悪いために命を落としていく赤ちゃんを目の当たりにするというつらい経験から、桶谷そとみは「母乳は出るものであり、出せるようにしなければ」という思いで試行錯誤の末、お母さんに苦痛を与えず乳房の調子を整える独自のマッサージ方法を確立していきました。

また、お母さんの乳房の調子や体調が良好であること、つまり心身ともに健康であることが、その母乳を飲む赤ちゃんの健康や順調な発育につながるという「母子一体性の理念」を提唱し、哺乳動物である人間がもつ本来のリズムを大切にすることを訴えました。

現在は、桶谷そとみの意志を引き継いだ後進達によって、桶谷式母乳育児推進協会を発足させ、桶谷式乳房管理法の正しい伝承と桶谷式乳房管理士の育成、母乳育児支援活動を行っています。現在の会員数は550名。全国の助産院(母乳相談室)をはじめ、病産院で皆さまの母乳育児をサポートしています。

監修:公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会

※写真はイメージです。

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