コラム

「コラム| babyco (ベビコ)」に関する記事の一覧です。

子育てをするにあたって、知っておきたいことはたくさんあります。
そもそも親になるってどういうことなんだろう?
将来のお金のやりくりはどうすればいいんだろう?
ここでは、そんな悩みにお答えできる『コラム』記事をご紹介します!

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親になるってなぁに?の記事

親になるってなあに?① “子どもに関わり、子供を知る”ことが親になるための第一歩!
京都大学大学院 教育学研究科准教授 森口佑介先生「親になる」という気持ちについて、多くのパパはどのように思っているのでしょう。 子どもを産み、出産によるホルモンや身体の変化によって“母親になる”という自覚を持ちやすいママに比べて、父親になることはわかりにくいものだと思います。そういう私も、自分がパパになったという実感がなかなかわきませんでした。 私には3歳の娘がいますが、発達心理学者という仕事柄、赤ちゃんや子どもを研究対象として観察するくせが抜けず、生まれた当初は娘をただ見ているばかり…。さまざまな成長を目の前にして、見ては驚き関心していたと思います。 いま思い出すと、研究者の視点から娘を見ていただけで、父親としての意識が低かったですね。 妻の「だっこ」とぼくの「だっこ」は違っている?あるとき、妻から「もっとこの子を抱っこしてあげて」と言われました。私なりに努力していたつもりでしたが、妻の目には私が娘のお世話をしているようには見えなかったのです。だっこもしていたはずですが、すぐに手渡してしまったり寝かせてしまったり、と、妻の「だっこ」とは違う印象をだったのでしょう。 赤ちゃんのお世話も家事分担も話し合いで決めましたたしかに、実際の子育てはただ見ているだけの父親の存在を許してくれません。ミルク作り、赤ちゃんの抱っこ、お風呂、おむつ替えなどやるべきことはたくさんあります。そこで、おむつ替えは気づいたほうが積極的にやり、外出時の抱っこやお風呂、朝食の準備や洗濯などの一部の家事は私がやることなどを話し合って決めました。でも、このような子育てが親には大切なのです。 「こわくてだっこできない」「親の実感がわかない」のはパパのホンネママは十月十日、赤ちゃんとずっと一緒に過ごしてきて、その間に母性を育んできていると思います。でもパパはそうじゃない。 ある日突然、「新しい家族で〜す」とはじめて対面することになるので、すぐにはわが子と認められにくいと思うんです。 だから「こわくてだっこできない」とか「扱い方がわからない」「親の実感がわかない」と第三者的な視点で見てしまうことが多いのではないでしょうか。 これもパパのリアルなホンネでしょう。 子育てをするから、子どもを愛するようになるでも、たぶん、きっと、目の前の赤ちゃんはまぎれもなくあなたにとって何よりも大切な小さな命です。ですから子育てに参加してみてください。 「子どもを愛するから子育てができるのではなく、子育てをするからこそ子どもを愛するようになる」 そうカリフォルニア大学バークレー校のゴプニック教授は言います。 観察したり子育てから逃れたりしていては子どもを愛せません。このことを、私は日々実感しています。 もちろん、発達心理学者としての知識は子育てに役立っています。知人に言われて気づきましたが、赤ちゃんが赤色や丸いものを好むという知識は、娘を“自分とは異なる好みを持つ存在”として尊重することに役立っているようです。子どもに関わり、子どもを知ることが親になるための第一歩です。 当たり前のことですが、これは簡単ではありませんね。 それでもママと一緒に子どもに携われば、こわくもないし、親にだってなっていくものだと思います。京都大学大学院 教育学研究科准教授 森口佑介先生発達心理学を専門とし、子どものセルフコントロールや想像力に関する研究を行なっている。Eテレ『すくすく子育て』に出演、ご自身も一児のパパ。主な著書は『おさなごころを科学する』(新曜社)
babyco編集部
親になるってなあに?Vol.2 絵本作家いりやまさとし
ご飯を食べさせ 雨風しのげる家を用意して 生活を守る……そんなリアルな日々が  ぼくを「親」に戻してくれる 絵本作家としては、子どもと親の両方の目線がわかるのでとてもラッキーです「親になるって どういうことだと思いますか?」そう最初に聞かれてちょっと戸惑いました。 ぼくはの職業は絵本作家で、子どもとその親のために毎日作品を描いています。 絵本作家という立場で考えると、ぼくが子どもを持ったことはとてもプラスになっているんじゃないかなと思います。 子どもが笑うことや涙することがいったいどういうときなのか、 何を見たり聞いたりすると子どもの感情が動くのか、 どんな食べ物が好きで、何をされるのが嫌なのか、 どんなふうに好奇心をつのらせるのか、大好きなことって何なのか。 子どもの感情を間近で見て、それを絵にあらわして仕事にできているのは ほんとうにしあわせことです。 もう10年以上前になりますが『君のためのうた』という絵本をつくったことがあります。 おかあさんとは違うおとうさんのキモチ。子どもを持つ喜びと不安、そして、責任の重さなどおとうさんの揺れる心を描いた、ちいさな絵本です。 これは、まさに親として子どもの成長を描いたものです。 自分のなかでも好きな作品で、 赤ちゃんだったわが子の日々と、成長して独り立ちしてゆく子どもの様子を 父親の目線で描きました。 こんなふうに、子どもの目線にもなれるし、親の気持ちも当然わかる…これって絵本作家の特権ですよね。でも、仕事をはなれたプライベートの生活で「親になる」ってどういうことかと聞かれると、少し困ってしまいます。 それは好きなことを仕事に選んだ自分の中に、親以外の自分を常に意識しているからではないでしょうか。親の自分ってどんな姿かって首をかしげてしまいます。 「片付けろ」「早くしろ」と飛び交う毎日が、ぼくの足を地につかせてくれるぼくは自宅で仕事をしているので、食事の支度も掃除も洗濯もやります。 ご飯を食べさせ、雨風しのげる家を用意し、子どもたちが明日も元気に過ごせるように生活を守っていかなくちゃいけない……子どもの気持ちに寄り添そおうと勝手に一生懸命になって空回りしたり、当然けんかもします(笑)。 しいて言うなら、これが「親になる」実感かもしれません。感動するセリフもかわいらしい仕草もカッコ良さもないけれど、「片付けろ」「早くしろ」なんて言葉が飛び交うリアルな毎日が、ぼくを地に足のついた「親」に戻してくれている気がします。 親になるみなさんには、ぜひ読み聞かせをしていただきたいです!
 絵本は、親と子どもの心をつなげてくれるものです。身の回りのたくさんの言葉や伝えるのがむずかしい様々な気持ちを、スムーズに教えることができます。絵本の効能は、赤ちゃんや小さな子どもにだけのものではありません。 赤ちゃんをひざに乗せて、そのあたたかさを感じながら絵本を読み聞かせてみてください。子育ての疲れも、仕事のイライラも吹き飛ぶはずですから。 ■絵本作家 いりやまさとし 東京都生まれ。代表作の絵本『ぴよちゃんのかくれんぼ』『ぴよちゃんとひまわり』『ピヨピヨだあれ?』などの「ぴよちゃん」シリーズ(学研)は累計500万部突破!国内外で大人気に。『ころころパンダ』(講談社)も重版中の人気シリーズに。 いりやまさんの最新絵本『パンダかぞえたいそう』を5名様にプレゼント!
babyco編集部
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