【母乳ではぐくむ】これってほんとうに足りてるの?母乳量についてママが知っておくべきこと

 生まれたばかりの赤ちゃんは、げっぷをしただけでもはき戻してしまうほど胃が小さい! おなかいっぱいにしてあげられているのかどうかがわからず、不安になりますよね。赤ちゃんの様子をみながら母乳育児をたのしみましょう♪

授乳後、すぐに赤ちゃんが泣くのは母乳量がたりていないから?

授乳中に母乳量は測れないため、赤ちゃんにとって十分な量を与えてあげられているのかがわからず不安になりますが、おしっこがでていれば大丈夫です。「抱っこしてほしい!」「眠たい」というような単純な感情だけで泣いてしまっていることもあるので、あせらず赤ちゃんの様子をみてあげましょう。

<母乳量がたりているかどうかの目安>

★おしっこの状態…うす黄色のおしっこが一日のうち6回以上はでている

★授乳回数…一日の授乳回数が8回以上であればOK

★赤ちゃんの様子…授乳中に赤ちゃんがご機嫌であれば安心です

※おしっこの色が濃い黄色やオレンジ色の場合には水分不足の可能性があります。かかりつけ医師に相談しましょう

赤ちゃんの体重増加がよくないなら混合授乳で調整を

母乳育児をしていて、検診時に赤ちゃんの体重増加がわるく母乳の量がたりていないのではと指摘されたら、その分ミルクで補っておげてもいいでしょう。まずは、かかりつけ医師や助産師さんに相談してみてください。

<混合授乳で気をつけておくべきこと>

★ミルクを与えた場合の授乳間隔…最短でも3時間の間隔で、授乳後に少量のませてあげましょう。消化に時間がかかり、多すぎると睡眠サイクルが乱れてしまいます。

★ミルクのあげすぎには注意…ミルクを必要以上に飲ませてしまうと、その分母乳をほしがらなくなるので乳腺炎へと発展し、かえってママがつらくなってしまいます。

桶谷式ってしってる?

桶谷式母乳育児とは助産婦・桶谷そとみ(1913-2004)が考案した乳房マッサージと母乳育児方法で正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。


第2次世界大戦の最中、母乳が足りず栄養状態が悪いために命を落としていく赤ちゃんを目の当たりにするというつらい経験から、桶谷そとみは「母乳は出るものであり、出せるようにしなければ」という思いで試行錯誤の末、お母さんに苦痛を与えず乳房の調子を整える独自のマッサージ方法を確立していきました。


また、お母さんの乳房の調子や体調が良好であること、つまり心身ともに健康であることが、その母乳を飲む赤ちゃんの健康や順調な発育につながるという「母子一体性の理念」を提唱し、哺乳動物である人間がもつ本来のリズムを大切にすることを訴えました。


現在は、桶谷そとみの意志を引き継いだ後進達によって、桶谷式母乳育児推進協会を発足させ、桶谷式乳房管理法の正しい伝承と桶谷式乳房管理士の育成、母乳育児支援活動を行っています。現在の会員数は550名。全国の助産院(母乳相談室)をはじめ、病産院で皆さまの母乳育児をサポートしています。

監修:公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会
イラスト:いいあい

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