赤ちゃん

「赤ちゃん| babyco (ベビコ)」に関する記事の一覧です。

子育ては、赤ちゃんに寄り添っていくことが大切。
日々のコミュニケーションの中で、なんで?どうして?と疑問に思うことはたくさんでてきます。
ここでは『赤ちゃん』に関する記事をご紹介します!
赤ちゃんのあれこれや、ママに知ってほしい情報など盛りだくさんです♩

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赤ちゃんの記事

0〜2歳に大切な非認知能力って?①10年、20年後をしあわせに生きるために
いつも笑顔で、どんなともだちとも仲よくできる。いろんな教科でまんべんなくいい点が取れる。それって、その子の性格の明るさや頭のよさといった才能のようなものなのかなと思っていましたが、じつは「非認知能力」という力が隠れているようです。一見難しそうに見えますが、どんな子でもみがけば光る力なんですよ♪これから10年、20年後の未来で活躍するみなさんのお子さんがしあわせに生きるための、0〜2歳に大事な親子のはぐくみについてのお話です。 他人とも、自分ともうまく生きていくための力「非認知能力」って?「非認知能力」という力は、アメリカやヨーロッパなどの研究を中心に、世界中で注目を集めています。この力が高いと、低い場合よりもお子さんの10年後の学力や友人関係、20年後の収入面や健康面などによりよい効果があるということがわかってきたからです。非認知能力というと、“頭のよさ以外の力すべて”といわれることもあります。いわゆるIQの高さやテストの点数などとは違って数値化しにくい力ということなんですが、これではどんな力のことを指しているのかよくわかりませんね。非認知能力にもいくつかの力があるのですが、そのなかでも、最近では● 思いやりがある● 目標に向かって努力できるといった力がとくに大事ということがわかってきました。「非」「認知」「能力」という字面から受ける感じが難しそうですが、日本人が昔から大切にしてきたものと近い部分があります。というのは、この力のポイントは“他人とも、自分ともうまく付き合う”ということだからです。たとえば、他人と付き合うときは、ともだちと仲よくできたり、泣いている子に寄りそってあげたり。自分と付き合うときは、自分で目標を決めてがんばれたり、「こんなにがんばったんだから大丈夫だよ!」と自分に自信を与えるような強い気持ちがもてたり。小さなころから、こうした親切な心や自分で考えて行動する気持ちがはぐくまれると、10年後、20年後に同じような場面に出くわしたとき、同じように他人とも自分ともうまく向き合うことができます。0〜2歳はまだ芽が出ているだけで、3歳以降になるとこの力がぐんぐん伸びるのですが、芽が出始めた時期にしっかりと土台をきずいてあげることが、非認知能力には大切なのです。非認知能力が花ひらくと、こんな子に育つ!それでは、非認知能力がはぐくまれるとお子さんの将来にどのようないい影響があるのでしょうか。「思いやり」「自主性(目標に向かって努力する)」の2つの点で見てみましょう。思いやりにおいては、人に親切にする行動を“自然とできる”かどうか。自主性においては、言われたことだけをやるのではなく、“自分でちゃんと考えて目標を立て、達成のためにがんばれる”かどうかが大切です。● ほかの人の気持ちを考えられる泣いている人がいたら、その人はいまどういう気持ちで、何か自分にできることはないか。困っている人がいたら、その人は何に困っていて、どうしたら助けられるかなど、同じ立場に立って考えられる。また、自分とは違う考えをもつ人などの気持ちに寄りそえる。● ともだちを思いやる行動が自然とできる親や先生に言われてやるのではなく、自発的に「助けよう!」と思える気持ちがもてる。お弁当を忘れた子がいたらちょっと分けてあげるなど、自分にとって少し損になっても、相手のためにいいことをしたいと思える。● 人がいやがること、きずつくことをしない人のからだをぶつ・けるなどの乱暴な行動をしない、人の心をきずつけるような発言をしないなど、まわりの人といい関係がきずける。● 誘惑に負けずにやるべきことができる勉強中にともだちからの遊びの誘惑があっても、「今日は勉強をがんばる日だから、また今度ね」と自分のいまやるべきことに取り組める。また、薬物などの危険な誘いに惑わされず、自分にとってよくないと思うことに対してNO!と言える心がもてる。● 自分で目標をつくり、がんばることができる「運動会のかけっこで一番になりたいから、毎日公園でダッシュする!」「テストで100点を取りたいから、1日1時間集中して勉強する」など、自分で目標を決めて、その目標を叶えるために努力することができる。babycoの先輩ママが考える、非認知能力が生きる上で大切なワケbabyco編集部には、みなさんのお子さんにとって少し近い未来を生きている女の子の子育てに奮闘中の先輩ママがいます。かわいいシールや雑貨、ぬいぐるみ、ゲーム、ともだちとの遊びと、楽しい誘惑がいっぱいのなか、勉強もがんばらなくちゃ!な状況のようです。子育てをする上で、どんな場面で子どもに非認知能力が必要と感じるのかを聞いてみましょう。* * * * * * * * * *はじめまして。babyco知育アドバイザーのいしびききょうこです。私が非認知能力という言葉をはじめて聞いたのは、3、4年前。教育カウンセラーの先生に「幼児期は認知能力(いわゆる読み書き計算)よりも、非認知能力を伸ばす指導が必要」だと教えていただきました。非認知能力が将来のしあわせとどう結びつくの? そう考えたとき、“まなび”のチャンスが増えるんだ!と。ともだち、先生、文化や考え方が違う人たちと上手に通じ合えると、まなぶ先がたくさん増えます。「この人はこう考えるんだ。その考えもステキだね」そんな風に“思いやるくせ”がついて、その人をまるごと認めることができたら、新しい何かを発見できるかもしれません。思いやりがもてると、ともだちがたくさんできて、自分が困ったときにその数だけ勇気や笑顔をもらえる。それこそが、しあわせなんじゃないかなと思います。子どもが自らの手でしあわせを手に入れるには、自分自身ときちんと向き合うことも大切です。私には中学受験を控えている娘がいますが、勉強に飽きないように感情をコントロールしたり、弱点を伸ばすために努力したりする姿を見ていると、認知能力を上げるためにも非認知能力が必要だなぁ…と(笑)。どちらの能力も育てられたらいいですよね。babyco知育アドバイザー いしびき きょうこ* * * * * * * * * *非認知能力のお話PART2はこちら♪今回お話を伺った先生森口佑介先生京都大学大学院 文学研究科准教授。発達心理学を専門とし、子どものセルフコントロールや想像力に関する研究を行なっている。Eテレ『すくすく子育て』にも出演、ご自身も一児のパパ。新刊『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』(講談社)発売中! Twitter:@moriguchiyイラスト:タオカミカ
babyco編集部
0〜2歳に大切な非認知能力って?②10年、20年後をしあわせに生きるために
いつも笑顔で、どんなともだちとも仲よくできる。いろんな教科でまんべんなくいい点が取れる。それって、その子の性格の明るさや頭のよさといった才能のようなものなのかなと思っていましたが、じつは「非認知能力」という力が隠れているようです。一見難しそうに見えますが、どんな子でもみがけば光る力なんですよ♪0〜2歳に大切な非認知能力って?①では、非認知能力とはどういう力なのか、それが子どもたちの人生にどんないい影響があるのかをお話しました。非認知能力が高まることで、わが子が10年、20年後の未来をしあわせに生きられるならば、伸びるだけ伸ばしてあげたいですよね。非認知能力を伸ばすために一番大切なことは何なのか、反対に、一番悪いとされていることは何なのかを考えていきましょう。非認知能力でもっとも大切なのは、安心・安全を感じられる親子関係非認知能力の土台づくりで一番大切なのは、赤ちゃんのお世話やスキンシップによって生まれる“親子の信頼関係”です。じつは、子育てをする上で多くの方が当たり前のようにしていることなんですね。非認知能力で大切な「子どもの自主性(目標に向かって努力する)」をはぐくむには、安心できる居場所が必要です。見守りつつも送り出してくれて、うまくいかなくても帰ってこられるあたたかい居場所。それが“親”なのです。あたたかさにあふれたママとパパから愛情をたっぷり感じると、「人を思いやる心」がお子さんにも伝わり、ほかの人にも自然と親切な気持ちをもてる子になります。幼児期の子どもたちは“ともだち”という社会のなかで、人との付き合い方などをまなびます。0〜2歳に非認知能力を高めるための土台がきずかれていないと、ともだちとの関わり方がわからず、よりたくさんのことをまなぶ機会が失われてしまうのです。親にとって、子にとってのストレスが力の伸びを妨げる非認知能力をはぐくむ上で親子の信頼関係が大切ならば、反対に、親子関係がきちんときずけていないと力の伸びに影響が出るといわれています。とくに悪いのは、赤ちゃんのサインを無視する、手をあげるなど子どもにとってストレスの多い環境です。頭をゴツンとする、おしりペンペンなどでも、0〜2歳以外の場合も基本的には許されません。極端な場合ですと、虐待はもってのほかです。思い通りにいかない子育てにおいて、やっていいことと悪いことの区別がつかない子どもに対してきつく叱ったり、疲れて相手をするのが億劫に感じたりすることがあるかもしれません。虐待のボーダーラインはどう考えたらいいのでしょうか。ここでいう「虐待」というのは、● 暴力● 心理虐待● ネグレクト(無視)などを指します。いずれも、子どもに大きなストレスを与えるため間違った行動ではあるのですが、このなかに1つ、非認知能力にとって一番悪影響を及ぼすと考えられているものがあります。それは、「ネグレクト(無視)」です。子どもが何をしても親が反応しない、肌と肌とのふれあいもないという、親子関係がゼロの状態がもっとも悪いとされています。しかし、一方で忘れてはならないのが、こうした環境の根っこに親のストレスが隠れているかもしれないということです。親以外の大人との関係も、子どもの非認知能力を伸ばす支えになる私たちが生きている世界には、裕福な家庭もあれば、そうではない家庭もあります。赤ちゃんがどのような親のもとに生まれて、どんな環境で育って、どういう生活を送っていくのか。こればかりは、運命的な部分が大きいかもしれません。研究では、裕福な家庭に比べて、そうではない家庭では子どもがストレスを感じる経験が多く、非認知能力の発達に悪影響を及ぼす可能性があることがわかっています。また、経済的に余裕がないと、親も余裕がもてなかったり、ストレス度が高かったりする場合が多く見受けられます。非認知能力は、親以外の大人との関係でも支えることができます。例えば、幼稚園や保育園の信頼できる先生の存在なども、子どもの非認知能力を支える上でとてもよい効果があるんですよ。親のストレスを軽くするという点では、子育ての悩みを話し合えたり相談できたりする先生やママ友がいる、幼児教室なども頼れる場ですね。非認知能力のお話PART3はこちら♪今回お話を伺った先生森口佑介先生京都大学大学院 文学研究科准教授。発達心理学を専門とし、子どものセルフコントロールや想像力に関する研究を行なっている。Eテレ『すくすく子育て』にも出演、ご自身も一児のパパ。新刊『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』(講談社)発売中! Twitter:@moriguchiyイラスト:タオカミカ
babyco編集部
0〜2歳に大切な非認知能力って?③10年、20年後をしあわせに生きるために
いつも笑顔で、どんなともだちとも仲よくできる。いろんな教科でまんべんなくいい点が取れる。それって、その子の性格の明るさや頭のよさといった才能のようなものなのかなと思っていましたが、じつは「非認知能力」という力が隠れているようです。一見難しそうに見えますが、どんな子でもみがけば光る力なんですよ♪0〜2歳に大切な非認知能力って?②では、非認知能力を伸ばす土台づくりで一番大切なのは親子の信頼関係であることをお伝えしましたね。反対に、一番悪い影響を与えるのは親子にとってストレスの多い環境であることもお話ししました。とくに、子どもにとっては、無視されることがもっともストレスの度合いが高いと考えられています。親だけではどうにもできない場合は、幼稚園や保育園の先生の存在も非認知能力の支えになったり、親のストレス軽減という点では幼児教室の存在なども頼りにしたりするとよいというお話をしましたが、状況によってはそうもいかないご家庭もあると思います。もうちょっと身近なところで伸ばす方法がないのか、森口先生に伺ってみましょう。非認知能力の芽をはぐくむ生活習慣のつくり方お世話やスキンシップによる“親子の信頼関係”が、非認知能力にとって一番大事であるということからしても、この力を伸ばすきっかけづくりは、さほど難しいことではありません。私たちの生活のなかにも、伸ばすためのヒントがたくさん隠されているんです。0〜2歳にとくに取り入れるとよい、非認知能力の土台を支えるための生活習慣のつくり方をご紹介します。● 赤ちゃんのサインに応えて、安心できる親子関係をきずく泣いたらちゃんと反応してあげる、おなかを空かせてそうだったらおっぱいやミルクをあげるなど、“呼んだら応えてくれる”という親子の信頼関係をきずくことが何よりも大切です。不安と安心をくり返し経験することで、感情をコントロールする感覚がわかってくるのです。ママひとりの力ではどんなにがんばっても限界があるので、パパも一緒にがんばりましょう。【習慣づくりのヒント】赤ちゃんのサインに反応するというのは、当たり前のようで、結構難しいことですね。はじめは泣いている理由がわからないことも多いですから、3割でも反応できれば大丈夫ですよ。● 毎日同じ時間に寝て、夜たっぷり寝かせてあげる「寝る」という習慣は、日中に活動した脳を休ませたり、まなんだことを記憶に定着させたりするためにも大切です。非認知能力の高まりと夜の睡眠時間の質は深く関係しており、夜しっかり眠れていると、起きている時間にしっかりと活動ができるので、非認知能力がはぐくまれやすくなるんです。また、土日も平日も“毎日同じ時間に寝る”というのも大事なんですが、これはとても難しいことなので、とりあえず夜にしっかり寝ることを意識しましょう。【習慣づくりのヒント】ママやパパのご帰宅が遅くて難しいという場合は、「何時になったら電気を暗くする」など眠りを誘う雰囲気づくりから始めてもいいでしょう。● 規則正しい生活を送って、見通しを立ててあげる大人もそうですが、“次に何がくるかがわからない”という状況は、赤ちゃんにとってもかなり不安が多く、強いストレスを与えます。規則正しい生活は心と脳の発達にもよい効果がありますが、生活の見通しを立てて不安やストレスを減らすという点でも大切なんですね。【習慣づくりのヒント】食事→お風呂→歯みがき→絵本を読む→寝かしつけ…と、寝るまでにやることを逆算して計画を立てて、この時間は何をすべきかを夫婦で共有してみましょう。● テレビやスマホは時間を決めてだらだら観ないテレビのように大きな音を出すものがつきっぱなしの環境では、せっかく赤ちゃんがおもちゃに夢中になって遊んでいても、テレビの音に気を取られてしまうので“集中する習慣”ができにくいです。寝る時間になってもテレビがついていては、規則正しい生活も送れません。お子さんが観たい番組も、ママやパパが観たい番組も、1〜2時間と時間を決めてだらだら視聴をやめましょう。また、テレビと近い存在としてスマホがありますが、こちらの長時間の使用は親子のふれあいが減ることにもつながります。赤ちゃんは親との会話や遊びのなかで、言葉や感情、人との関わりなど多くのことをまなんでいくので、スマホよりも親子のコミュニケーションの時間を大切にしてあげてください。ママやパパがスマホをずっといじっていたり、お子さんに長時間与え続けたりせず、時間を決めて使いましょう。【習慣づくりのヒント】赤ちゃんが遊んでいるなと思ったら、テレビを消したり、スマホのゲームや動画視聴をいったん止めたりと集中できる環境づくりを。● 子どもが自分でやろうとしていることを見守る子どもが自分で何かをやろうとしているときは、うまくいかないこともたくさんあります。つい口出ししたくなっちゃうときもあるかもしれません。ですが、何でもやってあげないとという気持ちは、子どもが自分でやろうとしていることを奪ってしまっている可能性があります。お子さんの自主性をはぐくむ絶好のチャンスですから、まずは見守って応援してあげてください。見守る余裕がないときもありますので、心がまえだけでも十分です。【習慣づくりのヒント】お子さんが苦戦しているようでしたら、やり方のヒント(例えば、がんばってくつ下をはこうとしているけれど難しそうならば、片方だけはかせて、もう片方はやらせてみる)をあげるとgood♪● ママやパパがモラルや思いやりのある行動をとる思いやりをはぐくむ上で、一番の見本は親です。道をゆずる、落としものを拾って届けるなど、人に親切にするようすを見せてあげましょう。赤ちゃんのころは、ママやパパが他人に親切にしても、それが「親切」だということはなかなかわかりませんが、1歳以降になると人の行動を観察してまなびます。ママとパパが親切だと子どもも同じように育ちます。【習慣づくりのヒント】ママがパパへ、パパがママへやさしくするようすを見せるのもいい効果に。夫婦の仲がいいということも、赤ちゃんに安心感を与えます。非認知能力ではNG? 子どもの自主性の伸びを妨げる「ほめすぎ」と「ごほうび」これまで、非認知能力の芽をはぐくむための生活習慣のつくり方をご紹介しました。小学生、中学生になっても子どもたちのこの力は伸び続けますから、「2歳を過ぎたらもう遅い?」なんて思わず、上の子がいるご家庭でもぜひ取り入れてみてくださいね。もうひとつ、私たちの生活と身近なところで、覚えておいてほしいことがあります。みなさんは、毎日のお仕事や家事のなかで、周囲の人にほめられるとちょっとうれしい気持ちになりませんか? 会社で「いい仕事ぶりだね!」と言われるともっといろんなことにチャレンジしてみようと思えたり、ご家庭で「この料理、すごくおいしいね」と言われると次は別の料理も作ってみようとやってみたくなったりと、“ほめる”という行動には、人のやる気を引き出すパワーがありますね。ママやパパに「よくできたね」と言われてうれしいと感じるのは、子どもも同じです。やってみたい!という気持ちが生まれますし、自分のことをちゃんと見てくれているという安心感も得られます。しかし、非認知能力を伸ばす上で気をつけてほしいのは、「何でもかんでもほめるのはやめよう」ということです。お子さんが目標を達成したとき、昨日できなかったことができたときなどにほめてあげることは、とてもいいことです。ですが、お子さんが1しかやっていないのに10ほめたり、無理にほめたりすると、何をほめられているかがわからなくなって子どもも混乱してしまいます。「ママとパパは本当に自分のことを見てくれているのかな?」と不安に感じる原因にもなります。もし、無理やり「この子をほめなくちゃ」と思っている方がいらっしゃったら、そう思わなくても大丈夫ですから、本当に「がんばったね」と思えるときにたくさんほめてあげてください。また、もうひとつ気をつけたいのは「ごほうび(もの)を与えすぎることはやめよう」ということです。非認知能力においては自主性がとても大事なので、ごほうびを与えすぎると“ごほうびを得ること”が目的になってしまいます。ちょっとできたからごほうびをあげるというのはあまりおすすめできないので、その分、お誕生日やクリスマスにお子さんが本当にほしいと思うプレゼントをあげましょう。今回お話を伺った先生森口佑介先生京都大学大学院 文学研究科准教授。発達心理学を専門とし、子どものセルフコントロールや想像力に関する研究を行なっている。Eテレ『すくすく子育て』にも出演、ご自身も一児のパパ。新刊『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』(講談社)発売中! Twitter:@moriguchiyイラスト:タオカミカ
babyco編集部
親子でまなびの土台をつくる!学研教室0・1・2 Petit Pasの子育てサポートって?
子どもの発達に合わせた学研らしいコンテンツ提供と、親子のよりどころを目指して 編集長(太田):これまでbabycoでは、お教室のPetit Pasへ何度か取材させていただきましたが、立ち上げ当時のお話などははじめて伺います。babycoをきっかけにPetit Pasに興味を持ってくださったママとパパのために、改めてコンセプトを教えてください。 田中さん:多くのママやパパがご存知のように、学研は「教育」に軸をおいています。これまで学研教室では、自学自習(自ら学び、自ら習う)の理念のもと、幼児・小学生・中学生への指導を行なってきました。ですが、まなびの土台づくりに大切な0・1・2歳のためのサポートが十分でないことに気がついたのです。 編集長(太田):0〜2歳が、まなびの土台づくりに大切な時期というのはどういうことなのでしょう? 田中さん:赤ちゃんのときに体験する絵本や遊びには、ひらがなや数、えんぴつの持ち方など、まなびにつながる基礎が詰まっているんです。例えば、こちらはPetit Pasでお配りしている『くうちゃんえほん』という0・1・2歳向け専用の絵本のひとつで、お弁当箱をテーマにしています。一見するとお弁当の具材を紹介しているだけのように見えますが、じつはこれって、しいたけは「し(四)」にかけて4つ、ごぼうは「ご(五)」にかけて5つと、数も意識しているんですね。 編集長(太田):本当だ! なかなか深い内容ですね。 田中さん:あおむしがニョキっと出てくる絵本では、「だれかな?だれかな?」「わぁっ、出てきたね!」と、わくわくする気持ちを親子で伝え合って楽しめるようなお話になっていたり。ワークでは、はさみやのりをいっぱい使うことが、えんぴつを持つ準備になったり。 今すぐ何かができる、何かがわかることが目的じゃなくて、乳幼児期からこうやって自然と数に親しんだり、人と伝え合って楽しいという気持ちを体験したりすることが、算数や国語などの学力の土台にもつながっていくんです。例えば、小学校に上がって「作文書きなさい」と言われても、何のために書くの?と思いながら書くのと、伝え合うのは楽しいなと思いながら書くのとでは全然違いますよね。赤ちゃんのころからの体験が、自分の気持ちを人に伝える手段として言葉をまなぶんだな、というベースづくりにつながるんです。 「大丈夫よ」と言ってくれる学研教室の先生たちを頼りに 編集長(太田):0・1・2歳のうちに、小さなまなびの芽を育てることが大事なんですね。おうちでできる学習方法には、DVDやプリント教材を配布するやり方もあるなか、なぜ“教室”という場を選ばれたのですか? 田中さん:子どもたちは、家族以外の人とふれあうことで、「楽しい!」「くやしい…」といった感情や、「やってみたい!」という主体性など、人生の基盤になる“はじめの芽”が育っていくんです。いろんな人との関わりをつくってあげたいなと思い、Petit Pasは個別ではなく小集団で行う形にしました。 また、幼児教室というと赤ちゃんのためのものというイメージがあるかもしれませんが、ママにプラスになることもたくさんあります。0・1・2歳という違う年齢の子がいるので、わが子より年下の子を見て「うちの子、ちょっと前まではこうだったけれどすごく成長したわ」とか、年上の子を見て「次はこれが始まるのね…!」と予測がついたり(笑)。 最近は地域で孤立しがちな親子さんも多いので、頼れる先生の存在も大きいのではないでしょうか。ひとりの先生がずっとそこにいて、保護者にも子どもにも付き添ってあげられるというのは、学校でもなかなかできません。学研教室の先生は、一生の担任です!とよく言うんです。学研らしいコンテンツを提供しつつ、親子の居場所になればいいなというのがPetit Pasのコンセプトの核です。 “無理やり詰めこまない”が、学研流のまなびの土台づくり 編集長(太田):学研らしいコンテンツということで、Petit Pasの絵本やワークについてお伺いしたいのですが、まずは『くうちゃんえほん』について教えてください。 田中さん:『くうちゃんえほん』は、動物や乗りもの、食べものなど、イラストや写真を使いながら文章は短く、でもめくるたびにわくわくするテーマを選んでいます。0・1・2歳向けの絵本選びに悩むママにもおすすめですよ。先ほどお見せしたイラストのほかに、動物の大迫力の写真や、テッパンの乗りものシリーズなど、写真も使いながらいろんな種類の絵本が楽しめます。 編集長(太田):食べものや乗りもの、動物など、子どもたちが大好きなテーマがたくさん詰まっていますね! 『くうちゃんえほん』はイラストのタッチや色使いがやわらかくてかわいらしい感じですが、ワークははっきりした色使いで目につきやすくていいですね。 田中さん:よくぞ気づいてくださいました! Petit Pasのワークの表紙のビジュアルは、季節に合わせた動物の親子のイラストで、欧米の絵本のようなデザインをコンセプトにしています。色使いがはっきりしていると赤ちゃんも注目しやすいので、この表紙を見れば「Petit Pasだ!」と気づいてもらえるという点でも、大切にしているポイントです。 ワークのサイズは、赤ちゃんが目で追えて手を動かせる範囲を考えました。細かい説明がたくさん書いてあると注目しづらいので、なるべくシンプルに。その代わり、作り方や遊び方の説明は『Petit クリエ』という情報誌に丁寧に載せています。 編集長(太田):ワークは1ヵ月に5枚セットですが、全部きちんとやりきる!などルールはあるんですか? 田中さん:Petit Pasのワークは「親子で楽しむ」がコンセプトなので、完璧にきれいに仕上げることが目的ではありません。 学研教室の先生方からママたちにもお伝えしているんですが、無理しなくても全然大丈夫です。やりたくない気分のときは、いつか気分がのったときにやればいいですし、0歳にとっては見ること自体も大切な経験なので、ママやパパが楽しそうにワークをやっている姿を見せるだけでもいいんです。親子で折ったり切ったり、お話ししながら一緒に楽しめるのが、Petit Pasのワークの特徴です。お子さまのペースで無理なく遊んで、親子で楽しんでほしいと思います。 今回お話を伺った方株式会社学研エデュケーショナル田中麻依子さん学研教室の幼児教材の制作を担当、一昨年から親子のための教室0・1・2 Petit Pasを立ち上げた。現在は乳幼児〜中学生まで教材の全体設計に関わる。大学では発達心理学を専攻。 学研教室0・1・2 Petit Pasとは?教育に関する出版やサービスを多数手がける学研による、“0歳から通える”教室です。絵本の読み聞かせ、親子で楽しむワーク、教育や子育てに関する充実したサポートが550円(税込)で体験できます。 https://www.889100.com/smart/nen/nyuuyouji/
babyco編集部
ベビーのからだのひみつ①赤ちゃんのからだってこんなにフシギ!
 ママたちの疑問から、ベビーのからだのしくみや機能について、医学博士で小児科医の榊原先生に教えていただきました!頭でっかちでまるっこくてかわいいのはなぜ?赤ちゃんは、見た目にも頭でっかちですよね。大人は胴長といわれる人でも6頭身、または7頭身、8頭身ほどですが、子どもは3頭身くらい。それに、全体的にまるっこくてかわいい♡ まるっこいのは、筋肉の量が少なく、脂肪量が多くてぽっちゃりしているからそう見えるのだと思います。ローレンツという学者によると、私たち人間は、本能的にまるっこいものをかわいいと感じるようにできているそうです。そういえば、よその赤ちゃんでも、見るとかわいく思えてつい笑いかけてしまいますよね。生まれてから1年の間の脳の成長は驚くほど早い!脳の重さは、最初は約300gですが、4〜5歳でほぼ大人と同じくらいの約1200gになります。この成長スピードはほかよりもずっと早く、また、相対的に脳はからだに対して大きいのです。それは、神経系を最優先に発達、活動させるためと考えられています。1年間で身長は約25cmアップ! 体重は約3倍に!人生で一番早く身長が伸びるのが乳児期。生まれてから1年間で約25cm伸びます。逆立ちしようが、カルシウムを摂ろうが、こんなに伸びるのはこの時期だけ! 体重は1年間で約3倍に。でも身長も体重も個人差がありますから、母子手帳の発育曲線から大きく外れていなければ心配はいりません。体重1kgあたり、120〜150kcalが必要です赤ちゃんはからだを動かすためにたくさん食べなければなりません。体重1kgあたりが必要とするカロリーは、大人40kcalに対して赤ちゃんは120〜150kcal。なんと、大人の4倍必要なのです。生まれたては、からだがぐにゃぐにゃ通常、私たちは、座っていれば座ったなりに背骨が伸び、立っていれば背骨がすっと伸びていますよね。でも、生まれたばかりの赤ちゃんは筋肉量も少なく、筋肉の働きも弱いので、ぐにゃっとしているように感じるのです。寝ている姿は「W&M」の格好赤ちゃんの手足は曲がっています。引きで見ると、両腕はW、両足はMのような格好をしています。このユニークなスタイルが、寝ているときの姿勢です。\はじめての子育てをがんばるママへ!/身長も体重も個人差がありますが、体重の増減、身長の伸びの停滞はこの成長期には見逃せません。1年間は1ヵ月に一度計測し、母子手帳などにある発育曲線表に記入してみましょう。もしも曲線から大きく外れることがあれば、小児科医に相談しましょう。お話を伺った先生榊原 洋一(さかきはら よういち)先生東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。イラスト:achaca
babyco編集部
ベビーのからだのひみつ②あたま、かおのこと
 顔を向けて手足を伸ばし、好奇心旺盛!赤ちゃんはベッドでねんねしているだけで、何にもしていない…と思うのは間違い! 見たり、聞いたり、においをかいだり、味わったり、触ったりしながら「自分」「他人」「もの」といった、赤ちゃんをとりまく3つの要素を『認知』しているのです。興味のあるもののほうへ顔を向けたり、手足を伸ばしたりと、脳はフル回転! ここからもう、筋肉運動がはぐくまれるんですね。頭蓋骨がくっついていなくても大丈夫…?多くの赤ちゃんは、産道を通ってくるときに頭を先頭にして出てきます。そのため、頭蓋骨が少し変形できるようになっているんです。頭蓋骨のすきまは、外から押すとペコペコと凹みますが、髪の毛を洗うときに気にしすぎることはありません。やさしくなでるようにしてくださいね。キラキラおめめは、心が澄んでいる証拠?瞳のキラキラは、光が反射しているからだと考えられます。涙が出たら鼻涙管(びるいかん)というところから吸収されて鼻のほうに抜けるのですが、赤ちゃんはその部分が閉じぎみの子が多く、涙が少したまりやすいんです。そのために、いつも目がうるうるしているように見えるわけです。髪の毛の量の多い・少ないはバリエーションと思って!生まれたては髪の毛が生えていなかったり、逆にフサフサで逆立っていたりするかもしれませんが、これはバリエーションだと思ってくださいね。将来にはまったく関係ありません。よだれは体内の毒…ではありません!よだれは消化液や唾液です。いつもたくさん出てびちゃびちゃになっている子もいれば、そうじゃない子もいますが、たくさん出る理由はまだわかっていません。よく、体内の毒を出していると勘違いするかたがいますが、それは間違いです。基本的にベビーは近視で、色彩もぼんやり赤ちゃんの視力は、大人でいうといわゆる近視。目の前の20〜30cmにあるものや顔は見えますが、ちょっとぼやけています。色彩も少しわかりにくいのではないか、ということがわかっています。大人ほどの視力になるのは、生後6ヵ月くらいです。生まれてしばらくは鼻呼吸。鼻づまりにご注意!赤ちゃんは基本的に鼻呼吸だけです。くち呼吸は絶対できないわけではないのですが、くちで呼吸することをあまり知りません。ですから、鼻づまりになると赤ちゃんはとてもつらくなります。鼻がつまったら、しっかり吸い出してあげてくださいね。ママの声のほうを向くのは、聞き慣れているから♡生まれたばかりの赤ちゃんに、ママと、ママに声が似ている女性が同時に声をかけると、やっぱりママの声のほうを向くというのがあります。それは、自分のママとわかっているからではなく、聞き慣れているからと考えられています。\はじめての子育てをがんばるママへ!/まだおしゃべりできない赤ちゃんにとって、気持ちを伝える手段は「泣くこと」。おなかがすいた、暑い、寒い、ねむい、おしりがぬれて気持ちが悪い、だっこしてほしい、さみしいな、痛いな、理由はないけど泣きたいよ〜など…。夜泣きをはじめ、赤ちゃんが泣く理由は現代の科学でもいまだに解明できていません。それでも、成長とともに必ず泣きやむことがくるので、今はがんばって!お話を伺った先生榊原 洋一(さかきはら よういち)先生東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。イラスト:achaca
babyco編集部
ベビーのからだのひみつ③からだ、手足のこと
 関節がやわらかく、皮膚もふわふわ♡ 赤ちゃんをあおむけに寝かせると、手足は屈曲していて、大人とは大きく違いますよね。手足が曲がっているのは、ママのおなかのなかで小さくまるまっていたからです。 からだを触ってみるとふわふわしているのは、皮下脂肪の厚さがあり、筋肉量が少ないからそう感じるんでしょうね。 からだを触っていると心音が早いなと思うでしょう。赤ちゃんの心臓は大人よりも小さいので、1回に送り出す血液量が少ないんです。だから回数を多くして、補っているのです。 蒙古斑は、背中や肩に出ることもあります 蒙古斑は、赤ちゃん特有の青あざのこと。黄色人種のほとんどの子のおしりや肩、背中に現れますが、正常のものであれば成長とともに薄くなっていきます。 首すわりから、からだの中枢が発達します ・赤ちゃんの腕をかるく引いて起こしたときに頭がグラつかない ・からだを傾けたときに顔が並行になる など、からだの軸に合わせて頭をコントロールすることを「首がすわる」といいます。 発達していく過程で、からだのなかで「反射の中枢」が次第にできあがっていくと首がすわるようになり、寝返りができるようになります。やがて、おすわりもできるようになっていきます。 3ヵ月くらいまでは、よく吐き戻します 生後3ヵ月くらいまでは、せっかく飲んだミルクを吐いてしまうことがありますが、特に病気もなくご機嫌なら心配はいりません。これは、胃の入り口で逆流を防ぐ噴門(ふんもん)が未発達だからです。 関節は外れやすいのでご用心! 赤ちゃんの関節は大人よりもまだやわらかいので、強く引っ張ったりすると外れやすいというのは本当です。腕があがらなくて泣きやまないようなら、診察を受けてください。 ぽっこりおなかがトレードマーク! 赤ちゃんのおなかはぽっこりと出ていますよね。これは、腹筋が薄く、胃などの内臓がふくらむとそのままおなかの形に影響してしまうためと考えられています。胃の大きさは相対的に大人とあまり変わらないのですが、なにしろ大食いなので、食べるとぽこっと出やすいのだと思います。 O脚は少しずつ治ります。無理に引っ張らないで! 生まれたばかりの赤ちゃんは、O脚でガニ股ぎみ。でも、これが自然体なんです。O脚を治そうと、足を無理やり引っ張らないでくださいね。 ベビーは汗っかき? 汗腺の量は、大人とそう変わらないといわれています。では、なぜ赤ちゃんは汗っかきなのでしょう? それは、「体表面積」が関係しています。発汗量は「体表面積」に比例します。だから、大人と同じ量でも体表面積が小さいので1か所の面積あたりからたくさん出るというわけです。 ゆるめのうんちは代名詞? ゆるめのうんちは、母乳や離乳食の赤ちゃんにはよく見られます。でも、下痢が続いたり元気がない場合は、感染症にかかっている可能性がありますので医師に診てもらってください。 \はじめての子育てをがんばるママへ!/ 赤ちゃんの膀胱は、容量が20mlほどなので溜めておくことができません。そのため、場所や時間を選ばずにおしっこをします。また、便意をもよおすと赤ちゃんは我慢しないのでうんちが出ます。 ●1日のおしっこの回数:15〜20回くらい ●1回のおしっこの量:5〜20ccくらい ●1日のうんちの回数:2〜10回くらい ●1回のうんちの量:5〜15gくらい お話を伺った先生 榊原 洋一(さかきはら よういち)先生 東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。 イラスト:achaca
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ベビーのからだのひみつ④パパもママもびっくり!Q&A
 うまれたての息子を上手にだっこできない!?生後3ヵ月頃までは、まだ赤ちゃんは体と頭を直線状態に保つことができません。首がすわる3ヵ月半頃からまっすぐ保てるようになるので、だっこしてもしっかりとしていられます。生後2週間なのに笑った♡ もうママってわかるの?生まれたての赤ちゃんは近視の状態で、20〜30cmの距離でうっすらと顔のりんかくが見えます。4〜5ヵ月頃で人が近くに来ると笑いますが、まだママと他人の顔の見分けはよくできません。指を出したらにぎってくれた! パパのことが好きなのかな?生まれてからしばらくの間、赤ちゃんは「把握反射」という反射が残っているので、手のひらに何かが触れると無意識につかむのです。寝ているときに360度近く回るのはなぜ?赤ちゃんの睡眠時間の半分はレム状態(浅い睡眠の状態)。レム睡眠のときは半分覚醒した状態ですので、体をよく動かします。そのため、回転したりするんです。お話を伺った先生榊原 洋一(さかきはら よういち)先生東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。イラスト:achaca
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ベビーのからだのひみつ⑤ベビーのからだはなぜまるっこいの?
 重力に対抗できずに、ぐにゃっとまるっこくなる!1歳までの子どもの特徴は、歩いたり、手を伸ばしたり、物を触ったりと、健康な大人ができるような随意的な運動がほとんどできない状態からできる状態に変わっていく過程にあります。例えば、座っているときは背筋が伸びていますよね。これって、背骨の両側の筋肉がピッと張っていて重力に対抗しているので、姿勢が伸びているわけなんです。人間はこのことを特別に意識せず、自然と重力に対抗する動きができていますが、乳児期はこういう運動があまりできません。ベビーは、頭が大きく、胴体がそれに対して短い体をもっています。そして、重力に対抗する筋力がまだついていないので、重力に対抗できずにぐにゃっとまるっこくなっているんです。ベビーをだっこしようとして、脇の下に手を入れてそのまま素直に持ち上げるとどうなると思いますか?正解は、そのままスルリとパパやママの手から抜けてしまいます!それは、全体的に筋肉量が少なく、持ち上げようとする力に対してそれに対抗する力がないためです。お話を伺った先生榊原 洋一(さかきはら よういち)先生東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。イラスト:achaca
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ベビーのからだのひみつ⑥どうして3時間おきに授乳するの?
猛スピードで体を作っているから、ベビーは大食い! プニプニ、ふわふわでやわらかなベビーの体。赤ちゃんの成長スピードは、1年間で身長が約25cm伸び、体重はなんと3倍に! この成長速度は、人生のなかでもっとも伸びる時期なのです。 こんなに猛スピードで成長するベビーにとって、食事から得るエネルギーは必須。体は小さいですが、その大きさに比べて胃はさほど小さくありません。1日3食では足りないくらい! もちろん、量は少しずつですが約3時間おきにずっと食事をしているんです。つまり、1日8食くらいはごはんを食べていることになりますよね。そう、実はベビーは大食いなのです。 人間の体を作るために、体重1kgあたりが必要とするカロリーは ●大人:体重1kgあたり40kcal ●赤ちゃん:体重1kgあたり120〜150kcal と、なんと大人の4倍必要! 大人は体を動かすために食べてエネルギーを使いますが、これからグングン成長して身長、体重ともに大きくならなければならない赤ちゃんは、体を作るためにモリモリカロリーを摂る必要があるのです。 お話を伺った先生榊原 洋一(さかきはら よういち)先生 東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っている。著書も多数。
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