ベビーのからだのひみつ⑦どうして母乳にはそんなに栄養があるの?

[addtoany]

脳を大きく早く成長させて、からだのあらゆる器官を育むため

母乳の栄養の豊富さはもうご存知ですよね。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質・脂質などが見事にバランス良く含まれていて
こんなに栄養価の高い食品は他にあるのかな、というくらい、母乳の栄養はすぐれています。

では、なぜベビーは栄養たっぷりなものを食べる必要があるのでしょうか?

大人はもうからだが完成しているので、
好きなものを食べたり、同じものを「ばっかり食べ」してもなんとかなります。
食事=からだを動かすエネルギーのもとなのです。

しかし、人生でもっとも発達している乳児期は、
からだを動かすためだけでなく「からだを大きくするため」に食べ物の栄養が重要なのです。

この「からだを大きくする」というのは、
身長の伸び、体重の増加以外に「脳」の発達とも関係しています。

生まれたての赤ちゃんは、脳が300gくらい。
それが、4才ごろになると1200gと約4倍になります。
1200gというのは、大人の脳と同じくらいの量なのです。

この脳の発達のためにも、栄養満点のごはんを食べさせてあげることが大切なのです。

お話を伺った先生
榊原 洋一 (さかきはら よういち)先生
1976年、東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。
日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っています。
著書も多数!