生まれたての赤ちゃんのこんな様子にびっくり! 原始反射ってどんなもの?

授乳や沐浴、オムツ交換など、基本的なケアについては、入院中に助産師さんからいろいろと教えてもらっていることと思います。 

この時期の赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごしていますが、その寝顔を見ているだけでもかわいらしくて、飽きることがないですよね。 

そんな赤ちゃんの様子を見ていると、いくつか気付くことはありませんか? 赤ちゃんの手のひらに指をあててみるとギュッとにぎってきたり、ふと見ると両腕を万歳のように上にあげて寝ていたり。
赤ちゃんには、生まれながらに持っている反応があって、それを原始反射といいます。どんな反射運動があるのでしょう。
 


<代表的な原始反射> 

探索反射(ルーティング レフレックス:Rooting reflex ほっぺたや口のまわりに何かが触れると、触れた方へ向いて口をあけたり吸い付こうとする反応です。この原始反射があるから、目があまり見えなくてもおっぱいや哺乳瓶の乳首を見つけ出して飲むことができるんですね。 


把握反射(グラスプ レフレックス:Grasp reflex) 赤ちゃんの手のひらに何かをあてるとギュッと握る反射です。指をあててみてください。握り返してくれてかわいらしいですよ。赤ちゃんはそれが何かはわかっていなくても、とにかく反射的に握ってきます。これは足の指にもある反射です。手の把握反射は他の原始反射と同じように3~4カ月ぐらいで消えますが、足の把握反射は1歳近くまで残ります。足裏の刺激は脳にもいい影響になるので、保温の必要がないときはなるべく裸足で過ごさせて。 


モロー反射(Moro reflex 突然光にあたったり、大きな音が聞こえたり、ほかにも驚くようなことがあると、ビクンと大きく体を震わせる反応です。そんなに大きな音ではなくても、赤ちゃんにとって予期せぬことには、この反応がみられます。両手を上にあげて万歳のようなポーズをすることもあります。寝ているときに自分のモロー反射で目覚めてしまうことがあり、それが原因で夜泣きをすることも。寝るときにタオルやおくるみで軽く腕を押さえてあげると、反射の振動が抑えられるので夜泣き防止になりますよ。吸てつ反射(Sucking reflex 赤ちゃんの唇にそっと指をあててみてください。きっと吸い付いてくるはずです。これが吸てつ反射。生まれた直後からおっぱいに吸い付くことができるのも、こうした本能があるからです。 


原始歩行反射(Primary walking 両脇を抱えて足裏を床に付けてあげると、片足ずつおいっちにぃ、と前に出してまるで歩くような動作をする反射運動です。 ほかにもたくさんの原始反射がありますが、こうした原始反射は生まれたときからあって、生後3~4カ月ころまでにはいつの間にか反応しなくなるものがほとんどです。反応することも、反応がなくなることも、脳の神経伝達の発達が順調かどうかなどの判断になり、健診のときにドクターが赤ちゃんの足裏を押してみたりしながら確認します。反射運動がないことで脳や神経の障害を発見できることもあるんですよ。


 もちろん、こうした反射が赤ちゃんにあるかどうかをママがわざわざ確認する必要はありません。特に原始歩行反射などは首の座っていない段階で勝手にママが行うよりも、検診のときにドクターにまかせた方がよいことです。 ただ、原始反射のことを知っておけば、赤ちゃんがビクンと急に反応して、何かの発作だろうか? などと慌てずにすみますから、ぜひ知っておいてくださいね。 


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