産後の髪のトラブル

 ママの体に起こる変化のひとつに、髪の毛がたくさん抜けるという症状があります。妊娠中に多く分泌された女性ホルモンが、産後急激に減少することが大きな原因となり、髪に影響を及ぼします。最初は驚くかもしれませんが、毎日の生活に気をつけながら、ゆっくりと自然に治しましょう。


原因

妊娠中は女性モルモンが増加して髪の寿命が延び、抜ける頻度が落ちます。この女性ホルモンが出産と同時に減り、今まで抜けなかった髪が一気に抜けることで「急にたくさん抜けた!」と感じるのです。産後の疲労や寝不足、ストレス、急激なダイエットも原因のひとつです。


症状

シャンプーやブラッシングの際などに、髪の毛がごっそり抜けることがあります。産後2〜3ヵ月から抜け始め、半年頃がピークに。個人差はありますが、遅くても産後1年ほどで元の髪のボリュームに戻るでしょう。食べ物やシャンプー選びなど日頃から意識しましょう。


発毛を手助けするセルフケア

① 乾燥肌や、脂性肌など地肌のタイプはそれぞれです。自分の肌タイプに合うシャンプー剤を選び、朝よりも髪が生え変わる夜に洗髪をすることがポイント。

② 食生活に気をつけ、ビタミンやミネラルが豊富な食材を取り入れることが重要。納豆や海藻、ナッツ類など、ビタミンA・B・E、亜鉛、ミネラル、たんぱく質を含む食材を積極的に摂ると◎。

③ 疲れやストレスは大敵です。日頃の疲れやストレスによる自律神経の乱れは、頭皮の血行に悪影響。からだを休めつつ、ストレス発散で息抜きをしてください。


坂田 清美(さかた きよみ)先生

助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問などを経て、現在は帝京平成大学で看護学校・助産師学生の指導・育成にあたっている。

イラスト:きどふみか

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