ベビーのからだのひみつ②あたま❤︎かおのこと

顔を向け手足を伸ばし好奇心旺盛中

赤ちゃんは、ベッドでねんねしているだけでなあにもしていない…と思うのは間違い。
見たり、聞いたり、かいだり、味わったり、触ったりしながら「自分」「他人」「物」の赤ちゃんを取り巻く3つの要素を『認知』しているんです。
ですからもう、脳はフル回転! 興味のある物のほうへ顔を向けたり、手足を伸ばしたりしています。ここからもう、筋肉運動が育まれるんですね。

頭蓋骨がくっついていなくても大丈夫?

イラスト:achaca

多くの赤ちゃんは産道を通ってくる時に頭を先頭にして出てきます。そのため頭蓋骨が少し変形できるようになっているんです。頭蓋骨のすきまは外から押すとペコペコとへこみますが、髪の毛を洗う時に気にしすぎることはありません。やさしく撫でるようにしてくださいね。

キラキラ☆おめめは心が澄んでいる証拠?

瞳のキラキラは、光が反射しているからと考えられます。
涙が出たら鼻涙管というところから吸収されて鼻のほうに抜けるのですが、赤ちゃんはそこが閉じ気味の子が多く、涙が少し溜まりやすいんです。そのためにいつも目が潤んでいるように見えるわけです。

髪の毛の量の多い少ないはバリエーションと思って

生まれたては髪の毛が生えていなかったり、逆にフサフサで逆立っていたりするかもしれませんが、これはバリエーションと思ってくださいね。将来にはまったく関係ありません。

よだれは体内の毒…ではありません!

よだれは消化液や唾液です。いつもたくさん出てびちゃびちゃになっている子もいればそうじゃない子もいますが、たくさん出る理由はまだわかっていません。よく、体内の毒を出していると勘違いする方がいますが、それは間違いです。

きほんベビーは近視です色彩もぼんやり

赤ちゃんの視力は大人でいうといわゆる近視。目の前の20〜30cmにある物や目の前の顔は見えますが、ちょっとぼやけています。色彩も少しわかりにくいのではないか、いうことがわかっています。大人ほどの視力になるのは生後6ヶ月くらいです。

生まれてしばらくは鼻呼吸だから鼻づまりにご注意!

赤ちゃんは基本的に鼻呼吸だけです。口で呼吸は絶対できないわけではないのですが、口で呼吸することをあんまり知りません。ですから、鼻づまりになると赤ちゃんはとても辛くなります。
鼻が詰まったら、しっかり吸い出してあげてください。

ママの声のほうを見るのは聞き慣れているから

生まれたばかりの赤ちゃんに、ママと声が似ている女性の二人で声がけをしてもらうと、やっぱりママの声のほうを向くというのがあります。それは、自分のママとわかっているからではなく、聞き慣れているからと考えられます。

泣くことで、いまの気持ちをまわりに伝えています

まだおしゃべりができない赤ちゃんにとって、気持ちを伝える手段が「泣くこと」です。お腹がすいた、暑い、眠い、お尻が濡れて気持ちが悪い、抱っこして、寂しいよ〜、痛いよ〜、理由はないけど泣きたいよ〜etc.
夜泣きをはじめ、赤ちゃんが泣く理由は、現代の科学でも未だに解明できていません。それでも、成長とともに必ず泣き止むときがくるので今はがんばって!

お話を伺った先生
榊原 洋一 (さかきはら よういち)先生
1976年、東京大学医学部卒業。医学博士。小児科医。
日本子ども学会理事長。お茶の水女子大学名誉教授。小児神経学や発達心理学を専門とし、主に子どもの発達や発達障害に関する研究を行っています。
著書も多数!